L'Arc-en-Ciel「30th L'Anniversary TOUR」国立代々木競技場第一体育館 2021.12.23(Thu.)

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ラルクのライブに行って来た。

代々木第一体育館。この会場ははじめてでした。広くて気持ちが良いロケーション。

アリーナの中央に円形ステージが鎮座しており、客席が365°囲み、十字に花道が伸びているレイアウトでした。幸運にも席がかなり良く、花道の先にhydeが来たときに近すぎて興奮しました。hydeがカッコ良すぎて震えた。

それにしても彼らは20年くらい見た目が全く変わらなくて驚く。歳を取らない魔法にでもかけられてしまったのだろうか。もしくは時を止める魔法を取得しているのだろう。もう存在がファンタジーですからね。本当に実在してるのかと、この目で見ても実感が湧かない。

 

ところで僕はflowerという曲が好きなんです。みんなもflowerのことは当然好きだと思うけど、flowerってメロがすごくエモいんですよね。なんて完成された曲なんだと。hydeのハープの音色がさらに切なくていいんですよ。そんで、hydeのハープの行方が気になって気になって。ハープを客席にいつ投げるのか。そりゃhydeのハープ欲しいじゃないですか。自分のとこにハープ飛んできたらどうしよう。hydeが投げたハープをキャッチできたら一生分の運を使い果たしてしまうかもしれない。今後一生ずっと赤信号に引っかかる、毎回どの信号も赤になっちゃう運命の因果を背負う代償くらいは覚悟しないといかん。それくらいのリスク背負うくらいの幸運だろ。いや、違うな、逆だよ逆。ハッピーな瞬間なんだよ。hydeが投げたハープをキャッチした瞬間、その周辺に一斉に花がブワっと咲き乱れて、光に満ちた花畑になるんだよあたり一面が。hydeハープ投げなかったけど。

 

 

そして、花葬ですね。

この曲はラルクの真骨頂ですね。この曲凄すぎて訳わかんないですよね。Kenのセンスが爆発してるのは言わずもがななんですけど、4人の凄みがギューっと凝縮されたやべえ曲なんです。L'Arc-en-Cielという唯一無二なバンドが確立した曲なのかも。

やっぱ、Kenのギターを意識して聴いてしまう曲なんですけど、ほんと天才的というか変態というか、説明できないフレーズがいくつもあるんですよ彼のギターって。どうやってんの?っていう。しかもそれがメチャメチャ繊細なんです。尊い

 

 

あと、感動したのが、MY HEART DRAWS A DREAMで、サビのところでhydeが「ヘイ!」とマイクを向けたら、会場全体がみんなハミングで歌ってたんですよ。みんなマスクしてて声が出せないから、ハミングで歌ってたんです。何万人ものハミングがスタジアムクラスのデカイ会場でハミングが響いていたんですよ。まじで鳥肌立ったしちょっと泣きそうになった。いままでいろんなライヴで観客の合唱が起こるシーンを体験したつもりだけど、ハミングははじめてですよ。ハミングって一人一人だとかなり小さい音ですからね。あんなデカイ会場であそこまでハミングが響くってかなり凄いことだと思いますよ。本当に。すごい新鮮な体験だった。これ、突然起こったのでビックリしたんだけど、毎回恒例になっているんですかね。ファンとの信頼関係がなし得た偉業かと。

ハミングを聴かせるためにバンドの演奏はちょっとおさえ目なアンビエントになっていたのも良かった。ラルクって実はアンビエントが映える曲が多いかもしれない。

 

 

去年はコロナの影響で、ツアーが途中で中止になってしまったり、なかなか今のご時世にこんな大きな規模でのライヴが難しくなっている今だからこそ。改めて30周年を祝うL'Arc-en-Cielのライブに行けただけでもありがたいことだとジワジワと実感しました。

今日は久しぶりのライヴ、とても楽しかったです。

来年はもっと大声を出して騒げるようになるといいですねと切に願います。