SONICMANIA 2022 @千葉幕張メッセ

 

ソニマニに行ってきました。

サマソニは何度も行ったけど、ソニマニに行くのは今回初めてでした。

 

ソニマニというのは、サマーソニックというロックフェスの前夜祭のようなイベントです。コロナ禍の影響もあり今回は3年ぶりの開催となったそうです。

 

会場は千葉の幕張メッセ、イベントの時間は「Open 20:00 / Close 翌5:00」です。

その日は金曜日で、普通に9:00から18:00まで定時で仕事をして、晩御飯を家で食べてそのまま会場に向うことに。(本当は金曜日有給を取りたかったが…)

寝ないで行って大丈夫だろうか。僕ももう若くない。とりあえず、コーネリアスが22:20スタートなので、22:00に現場入りできるよう、20:00には家を出なくては。幕張メッセまで電車で約1時間40分。色んなことを逆算して考えていた。

 

タイムテーブルは下記をご確認ください。

私としましては、コーネリアス電気グルーヴPRIMAL SCREAM → TESTSET → THE SPELLBOUNDという流れで観たいと思っているんだけど大丈夫だろうか。ほぼノンストップだけどいつご飯食べたりトイレ行ったりすんの??

 

22:00: 会場到着

なんとか、22:00には会場に着くことができた。コーネリアスには間に合いそうだ。

 

入場のため、チケットをリストバンドに交換をする。

 

今回、プラチナチケットにしました。通常のチケットより金額が高い分サービスを優遇してもらえるらしい。(一般チケットは13,000円、プラチナチケットは20,000円)専用ラウンジに専用トイレ、ステージを鑑賞する専用エリアが提供される神チケットです。ごめんなさい、僕はもう若くありません。オールナイトを耐えられる自信がなかった。それなら金で解決したらいいという全然ロックじゃない選択をしたのである。少しでも楽しもう精神での選択は果たして功を奏するのであろうか。期待を胸に入場した。

 

会場に入るとすぐにフォトブースのようなディスプレイが人だかりになっていた。このディスプレイの前に立つと、足元にスポットライトがカラフルに光って、音楽が奏でられる。複数の人が同時に立つと、音楽が変化するという最先端な技術のスポットだった。どんな原理でなにがどうなっているのか不思議だった。

 

クロークに荷物を預ける。通常1000円のクロークが、プラチナチケットだと無料だった。

 

では、そろそろ22:20〜のコーネリアスの時間です。

 

22:20 SONIC STAGE: Cornelius


今回、ソニマニに行こうと思い立ったのは、コーネリアスが出演するからでした。色々なことがあってしばらく活動をお休みしていたコーネリアスが、久しぶりに復帰したということもあり、なにか思うものがあってどうしても観たかった。僕はコーネリアスのライヴは2017年のフジロック以来なので、あれからもう5年も経ったのかと時の速さに気持ちが追いつかない。あいかわらず彼の音楽はカッコよくて、カッコ良いことは全く変わっていなかったし、なにか気持ちとか思いがプラスしてすごくエモかった。ライヴは「マイクチェック」という曲からはじまったのだけど冒頭の「あーあー、聞こえますかー?」の小山田圭吾の声を聞いて目頭になにか熱いものがこみあげてきた。音楽というのはこんなにも人の感情を揺さぶる不思議な力があるんだなと改めて感じたのでした。

 

プラチナチケットの人は、専用のプレミアムなラウンジが用意されている。ここでゆっくりと優雅にすごそうではないか。

入場の際、ウェルカムドリンクが1杯サービスされるチケットを貰っていた。

 

まあラウンジといっても、会場の一部を区切っただけのスペースなのだけど、たしかに通常のフードエリアよりは空いており快適な空間である。若干人数に対して席が少なくていつでも座れるわけではないが、ありがたい空間です。あと、ステージの様子が見れるモニターがあるのも嬉しい。一番ありがたいと思ったのは、「プラチナ専用トイレ」です。これはでかい。なんならこのトイレだけでプラス7000円の価値がある。こういうフェスってトイレが必ず混むので本当にありがたかった。いつでもトイレに行ける幸せを噛み締めました。

 

さらに、ラウンジの奥の階段を昇ると高台になっており、マウンテンステージが一望できるスポットもプレミアチケット専用スペースとして用意してくれていた。これはテンションが上がりました。(この場所は結局あんまり使わなかったけど…)
それと、各ステージにも前方のステージの近くに優先して入れてくれる限定エリアも用意してくれていた。ソニックステージは狭すぎて機能してなかったけど、パシフィックステージのほうは、罪悪感を感じるくらい前に行けてかなり贅沢な空間でした。優遇されてるんだなってすごく感じた。プラス7000円の価値は十分にありました。

会場のMAPは下記です。

 

では、次は電気グルーヴです。

 

00:05 SONIC STAGE: 電気グルーヴ

電気グルーヴは、瀧の元気そうな姿が見れるだけで嬉しい。それにつきます。そして卓球と瀧が仲良く楽しそうならそれでいいんです。結局、世の中の「カッコいい」ってなにかって、電気グルーヴみたいなもんが「カッコいい」ってことなんだなって、改めて思いましたね。カッコいいってこういうことなんだなってぼんやり思いながら彼らのライブを見てたら、石野卓球が「どうだーー!!カッコいいだろーーー!!」って客を煽って会場がウオーーーー!!!ってめっちゃ盛り上がったんです。え?卓球に俺の心の声が聞こえたのかなっていうくらいシンクロして怖かった。なにを言ってるかわからないかもしれないけどそういうことなんです。

 

00:30 PACIFIC STAGE: Nujabes Eternal Soul

2010年に36歳の若さで急逝したNujabes。彼の残した音楽はいまもなお世代や国籍を超えた幅広い層の音楽ファンに愛され続けています。Nujabesとゆかりのあるアーティストが集結するセットらしいのだけど、今回タイムテーブルが電気グルーヴと丸かぶり相当悩んでNujabesは諦めました、Shing02が来てくれるなら話は別だが…今回Shing02の来日の予定は無かったようですね。

電気終わりで、最後の1曲だけ観に行きました。

 

01:10 MOUNTAIN STAGE: PRIMAL SCREAM


プライマルスクリーム、今回のセットは、「Present Screamadelica Live」ということで、 Screamadelica のアルバムを再現してくれるセットリストになっていました。後半は「Loaded」や「Rocks」など、定番曲で締めるという内容。やっぱり「Rocks」聴きたいですよね。「Rocks」のイントロがはじまった瞬間の多幸感すごかったです。

 

03:50 PACIFIC STAGE: THE SPELLBOUND

ラストはスペルバです。
このバンドは、BOOM BOOM SATELLITES 中野雅之THE NOVEMBERS林祐介により2020年に結成されたバンドです。ブンブンとノベンバの良いところが融合したカッコいいバンドなんです。去年2021年のフジロックでもライヴを見たが更に進化していて驚いた。たしか去年のフジのときは「今日が2回目のライヴなんです」って言っていた気がしたけど。

そして、ラストの曲でBOOM BOOM SATELLITESの「kick it out」を演奏するというサプライズがあって震えた。「今日は特別な日なので最後にもう一曲やらせてください」と言ってからの「kick it out」は、まじで鳥肌が立ったしそれはそれは会場がぶち上がった。小林さんに川島さんの残像が見えた気がした。なんか久しぶりに全身の血が逆流するようなアドレナリンが分泌した気がする。本当にこの感じ久しぶり、3年ぶりにアガった。本当に。

今日のベストアクトは間違いなくTHE SPELLBOUNDでした。

 

 

オールナイトはもう年齢的に体力的に耐えられるか不安だったけど、本当に楽しかった。

何度でも言います。本当に楽しかった。素晴らしい体験をありがとうございました。

 

最後に、

会場のスタッフの皆さんはコロナ対策を徹底しており、お客さんも全員マナーを守って、安全にイベントを楽しんでいました。

当日の会場の雰囲気を動画にまとめましたので、ご参考のほど。