チバユウスケへ 献花の会『 Thanks ! 』

 

昨年の2023年11月26日に死去したチバユウスケの献花の会が、Zepp DiverCity Tokyoで行うということで行ってきました。この日は昼の12時から1時間ごとに21時まで計10回に分けて入場するという。私は20:00からのチケットでした。

20:00からの回は、集合時間が19:30となっていたので、19:15くらいに会場に到着しました。既にたくさんの人が集まっていました。19:20くらいになると会場のスタッフが「それでは20時の回の皆様はこちらに待機してください!」という誘導が始まったので、その待機場所の中に入りました。「これは待機列ではございませんー!」と言われたけれど、なんとなく自然と列ができました。そしてなんとなく「20:00〜」という案内の札に向かって列ができていました。きっとこの札の前が先頭なんだろうなと。

19:30ちょうどに会場のスタッフが「それでは待機列を作ります。2列づつこちらにお並びください!」と誘導が始まったのだけど、横のほうから誘導されていました。「20:00〜」の札が最前とか関係なかった。「あ、そっちか…」ゾロゾロと誘導するスタッフについていきました。会場の横に次第に列ができていました。きっと1000人くらいいたのに特に混乱もなく自然と列ができるのが感動しました。スタッフの手際も良かったのだけど、その場にいた全員のマナーの良さに感動したのです。

 

しばらく開場の20:00まで行列に並びました。今回チケットは1人1枚しか申し込めず譲渡もできないチケットなのでほぼ一人で来ている人が多かったというのもあるのだけど、こんなにたくさんの人が集まっているのに行列は静かで独特の空気感でした。きっとみんな色んな想いでここに集まったのだろう。開場まで静かに並びました。

20:00になり列が動き出し、開場がはじまりました。地下に降りる階段をくだり入場しました。スタッフから献花の花を手渡されました。オレンジ色のガーベラでした。会場に入る手前の通路にはチバユウスケの写真が壁に展示されていました。どの写真も素敵でカッコいい写真でした。会場に入ると、The BirthdayやROSSO、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの曲が爆音で流れていました。ステージにはチバユウスケのデカイ写真が中央に展示してあり、グレッチのギターとFenderのアンプとマイクスタンドが、足元にはエフェクターペダルが置いてありました。今にも本人がステージ脇から出てきそうないつものセッティング。それを囲むようにキャンドルや花が飾られていてとても美しいステージでした。そのステージの前に献花の台があり、献花する人の行列ができていました。順路の柵を歩くと会場内の壁にもチバユウスケのカッコいい写真が展示してあり、それを見ながら列を並びました。行列に並ぶ人はみんな泣いてました。

献花の列は20列くらい横並びになっていたけど、中央のど真ん中に並びました。一番列が長かったけど時間がかかってもいいと思ったのでど真ん中に並びました。しばらく並んで順番がきました。花を置き、ステージの写真を見ながらなにか伝えたいことがあった気がしたのになにも言葉がでてこなくて、手を合わせて目を閉じたら涙で目が滲んできて目の前がちゃんと見えなくなったので、頭を下げて礼をしてその場をあとにしました。

会場を出ようとしたけどやっぱり名残惜しくて、会場の後ろのほうでなんとなくステージを眺めていました。同じように後ろにたくさんの人が佇んでいる人で一杯でした。その間も爆音でチバユウスケの歌が流れていました。Zeppのスピーカーで爆音で聴くといい音で聴かせてもらえて嬉しかったです。特にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのダニー・ゴーのLive盤の音源が流れたとき、本当のライヴの音のような臨場感があり、曲の最後にチバさんが「サンキュー」って言う声が聞こえて、本当にその場にチバユウスケがいるような錯覚になりました。そのあとに、さよなら最終兵器が流れて、サビの部分で号泣しました。嗚咽が出るくらい泣いてしまいました。改めて本当に居なくなってしまったんだと実感しました。

 

 

そろそろ9時になります。次の回の人が入場するので会場を出ました。出口にもチバユウスケの写真が展示してありました。それと2枚の手書きのイラストが展示していました。チバさんがデザインしたイラストなんでしょうか。とても可愛いイラストが心に残りました。

 

出口でメモリアルフォトを貰いました。ありがとうございます。大切にします。

 

 

最後に、今回この献花の会に参加できて本当に良かったです。この会を実行してくれた関係者の皆様と、Zepp Diver Cityのスタッフの皆様に感謝します。

チバユウスケさん、あなたに憧れて、あなたに影響を受けて、いまの自分がいます。たくさんの素晴らしい音楽をありがとうございます。ご冥福をお祈りします。