龍宮城の龍宮場 - 0年0組 特別授業 - @日本橋三井ホール

 

龍宮城というグループのライヴを、日本橋三井ホールへ見に行きました。

「龍宮城の龍宮場」というイベント名なんだけど、龍宮城がグループ名で、龍宮場がファンが集う場所という意味らしい。

 

龍宮城というグループとは、

2023年1月から日テレでスタートした「0年0組 -アヴちゃんの教室-」というオーディション番組から誕生した7人組グループです。女王蜂のアヴちゃんが先生となって、スクール形式でデビューを目指して19人の男子たちが奮闘するサバイバル番組なんですけど、この番組がめちゃくちゃ面白かったんです。

女王蜂のアヴちゃんが、ボーイズグループをプロデュースすると聞いて、アヴちゃんがどんなグループをプロデュースするのかが気になって番組を見たのがきっかけでした。女王蜂のファンなので。

最近、ボーイズグループのオーディション番組が流行っていて、SKY-HIがプロデュースしているBE:FIRSTがいますごく人気があるのは知っていたけど、ボーイズグループに全く興味無かったんですよね。

アヴちゃん目当てで軽い気持ちで見た「0年0組 -アヴちゃんの教室-」ですが、めちゃくちゃ面白くてハマってしまったんです。結果的に最終回は号泣してしまいました。いや、ラスト2話あたりからずっと号泣してました。

これは非常に危険です。号泣してんだもん。完全に感情移入しちゃってる。この沼は深い。この沼に一度ハマったらもう抜け出せない。危ないからゆっくり戻ってくるんだ。いや、気づいたらもう腰のあたりまでハマっている。もう手遅れかもしれない。

 

まず、アヴちゃんが素晴らしいんです。今回「アヴちゃん先生」というアヴちゃんが先生の設定なんですけど、アヴちゃんの言葉とか信念がガチなんです。そこにまず共感しているんです。そのアヴちゃんの信念に必死でついてくる19人の生徒達の人間ドラマがとにかく美しいんです。

ひとまず番組を見てください。それが一番早い。できればHuluの完全版で見てほしい。

https://www.hulu.jp/0nen0kumi

 

で、19人の中から数々の試練を乗り越えて選ばれた7人が、「龍宮城」というグループで、ついこの間デビューしたわけで、その初お披露目のステージが、今日のイベントだったわけです。

イベントの主旨は「特別授業」なので、ステージの構成は、番組に沿った、番組の続きのような体感でした。まるで「0年0組 -アヴちゃんの教室-」の番組を、その場で擬似体験しているような。

 

まずは、0年0組の校歌からはじまり、

2曲目は「Mr.FORTUNE」。

この「Mr.FORTUNE」がめちゃくちゃカッコよかった。この曲、番組では課題曲として5人編成でレッスンをしていましたが、今回7人バージョンでアップデートされており、ダンスの振り付けもかなりブラッシュアップしていてすごくカッコよかった。5人よりも7人のほうが圧倒的に良いですね。厚みが増しているというか、より複雑に絡み合っている感じがすごく気持ちが良かったです。そしてそもそも曲がかっこいい。会場で大きな音で聴いてこんなに低音気持ちいい曲だったんだって改めて思いました。

 

そしてMCで、「僕たちは!」僕たちは!/「 卒業します!」卒業します!」という小学校の卒業式みたいなMCだったんですが、学園の思い出を一人ずつ発表するときに、Sの「めちゃくちゃ文字数オーバーしてしまった、\ポエム試験!/」で、会場が爆笑に包まれてました。

 

そして、「昭和歌謡試験」もやってくれました。

 

・フレンズ(レベッカ)  →  KENT & 冨田侑暉  

ギザギザハートの子守唄(チェッカーズ)  → S  

・異邦人(久保田早紀)  → ITARU  

・I LOVE YOU(尾崎豊) → 齋木春空

 

僕はこの展開を予想してなかったので、レベッカのフレンズのイントロがはじまった瞬間、なぜだかわからないけど嬉しすぎて目の奥が熱くじんわりしてしまいました。いたるんの異邦人をフル尺で生で聴けて嬉しかったです。

 

そして、MCをはさみ、

RayとKEIGOで、女王蜂のBLもやってくれました。

イントロがはじまった瞬間歓声があがっていました。この曲は本当にかっこいいですよね。女王蜂のなかでも特に好きな曲です。番組内でもRayがインパクトを与えた印象的な曲でもあったので、この曲をやってくれたのも嬉しかったですね。 

 

その流れで次は「女王蜂楽曲試験」です。

「エンドレスバイオレンス」もやってくれました。第一部では3回だったんですが、

第二部では4回、第三部では5回披露したそうです。

(今回のイベントは、三部構成でした。)

 

この連続で何回も女王蜂の「バイオレンス」という曲を何回もパフォーマンスさせられるのは番組のオマージュで、番組では何回もパフォーマンスをやり続けることで、どんどん良くなっていくというスポ根な展開でしたが、今回のライヴでも同じように、1回目よりも2回目3回目のほうがグルーヴが増してどんどん良いパフォーマンスになっていってました。会場が熱を帯びて一体になっていました。自然と応援したくなる空気になっていたというか。みんなの心がひとつになっていくというか。

この、スポ根の感じはあれだ。ももクロだ。ももクロに近い感じです。10代が努力して輝いている姿が眩しくて応援したくなっているこの気持ちは、完全にももクロと同じだ。

って思ったんですけど、だって事務所スターダストだし、会場に川上さん(ももクロのマネージャー)いたし。絶対川上さんの精神がどこかしらに反映されてるに違いない。

確信しました。このグループは売れる。ももクロみたいにデカいグループになるのだろうか。

彼らのピュアでキラキラした姿が眩しすぎて直視できなかった。

 

そして、Seasons of Loveもやってくれました。

「0年0組」を見て感動した人が見たかったものをすべてやってくれました。完璧な構成。すばらしいイベントでした。

 

そしていよいよ、最後の曲、「RONDO」

この番組で、19人の参加者から7人が選ばれました。惜しくも脱落してしまった12人の思いも背負ってデビューするのだと。そんな出会いと別れ、輪廻を表現した曲がこの「RONDO」だと、

ステージのスクリーンには、脱落してしまった12人の言葉が映しだされ、涙と別れの映像が流れて、アヴちゃんも「この曲、めっちゃこめてるからさ。みんなに託すわ」とか言ってて、もうこの時点で、僕も号泣しているという。

 

ズルいですよね。そりゃ泣くわいと。

いや、この映像、番組で何回も観てるんですけどね。

アヴちゃんの「託すわ」は鉄板で泣けるんです。

 

そして、「RONDO」素晴らしかったです。最後、曲が終わって、一人ずつステージを去ってゆくという演出だったんだけど、その間、会場は誰一人物音をたてずに無音のまま固唾を飲んでみんなで見守っていたのが印象的でした。この曲は最後余韻に浸りたいという気持ちが会場全員同じ気持ちだったんだなって。メンバーが全員ステージから捌けて誰もいなくなったタイミングでイントロのアルペジオが再び鳴って、そのタイミングで拍手が起こるという。ドラマチックな終わり方でした。

 

素晴らしいイベントでした。感動しました。

龍宮城の今後の活躍に期待したいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=BxkNkL-D0gM