FUJI ROCK FESTIVAL 2003_07.26(SAT)

2003年、フジロックに行きました。

うろ覚えを思い出しながら備忘録のために書きたいと思います。

 

フジロックはこの年がはじめての初体験でした。

相当テンションが上がったし、行けるってことだけで本当に嬉しかった。

2日目の土曜日と、3日目の日曜日の、2日間参加しました。

テントサイトで、テントで宿泊しました。

人数は友人と2名でした。

 

東京から行き帰りは、新宿からの深夜バスで新潟まで移動しました。

たしか新宿に深夜0:00頃出発して、朝方4:00頃に新潟に到着したと思う。

会場に入れるのが午前9:00くらいだったので、それまで中途半端に時間が余って、ちょっとしんどかった記憶がある。

たしかテントサイトは先に入れたので、開場するまでテントを建てに行った。まだちょっと薄暗い中テントを建てるのに結構苦労した。しかも僕らは2日目からなので、テントサイトはテントで一杯で、いい場所が見つけられず、ちょっと斜面になっているところに無理矢理設置した。その時点で楽しすぎる。まだテントを設置しただけなのにだ。テントの中で開場の9:00になるのをダラダラ待っていた。

 

いよいよ開場。天候は曇り。どうやら前日は雨がけっこう降ったらしく足場はドロドロ。ひとまず開場を一周しようと、開場の全貌を知りたいので散歩することにした。グリーンステージからオレンジコートまで歩いた。

 

・11:20〜12:00

ホワイトステージ:ギターウルフ

日本のラモーンズギターウルフです。迷いのないロックンロールを脳天に炸裂させてくれました。3人の革ジャン姿を見て「本物だ…」と感激した。ボーカルのセイジさんは寝るときもサングラスを外さないらしい。革ジャンのまま風呂に入ったという話も聞いたことがあるし、友人の結婚式に珍しくタキシードを着てきたけど、中に革ジャンを着ていたという逸話もあるらしい。どんなときも革ジャンのスタイルを崩さないプライドがあるんだという。ギターウルフ、すげえカッコ良かった。

 

昼ご飯を食べたと思うんだけどなにを食べたのか覚えていない、すいません。

 

・14:00〜14:50

グリーンステージ:山崎まさよし

ワンモアタイム〜とかセロリとかのJ-Popとしてのヒット曲のイメージが強い山崎まさよしですが、この日はブルース色が強かった気がした。そういえば昔テレビで山崎まさよしがブルースのルーツを探しにミシシッピーに行き、ロバート・ジョンソンの軌跡をたどりブルースに感銘を受けてゆくという番組を思い出した。彼はギターもいい音を出していたけど、声もいいんですよね。

 

・15:30〜16:30

グリーンステージ:ASIAN DUB FOUNDATION

このバンド、それまで知らなかったし曲も知らなかったのでもちろんはじめて見たんですけど、超盛り上がりました。一心不乱に飛び跳ねました。低音の輪郭がクッキリしていてリズムが気持ちよかったです。すげえカッコ良かった。

 

・17:10〜18:10

グリーンステージ:COLDPLAY

この日の目当てのひとつコールドプレイです。2ndアルバムも素晴らしかったし、ライヴDVDも買って何度も見たので、In My Placeという曲の大サビで大合唱になる期待もあった。結構前のほうまで頑張って行って、In My Placeが始まるともの凄い大歓声でモッシュピットも大騒ぎになりおそらくコールドプレイの演奏や歌は歓声でほとんどかき消されていて、僕はそんなモッシュピットの真ん中で両腕を上げながらサビの「Yeahhhhh-------!!!!!!!!」を、泣きながら絶叫したという。

 

・20:30〜21:30

RED MARQUEE:THE MUSIC

この時間のレッドマーキーではThe Coralが出演予定だったんですけど、急遽出演がキャンセルになってしまって、コーラルを楽しみにしていたので残念に思っていて、代わりの代役が誰が演奏するのかって情報が実は直前まで分かっていなくて、誰が出るかわからないけどひとまずレッドマーキーに行ってみるとTHE MUSICだったのですげえ嬉しかった。THE MUSICは前日の夕方にグリーンステージで演奏していたんだけど急遽代役を買ってくれたらしい。地面にデカい水たまりがあったけど、濡れるのも気にせずに夢中で飛び跳ねた。グルーヴがブ厚くてパワフルだった。

 

・21:30〜23:00

グリーンステージ:BJORK

いよいよビョークです。

僕はこの日のビョークのステージを観て、自分の価値観が色々と変えられた。衝撃を受けたし感動もした。呆然ともなったし、なんかもう色んな感情が整理できずにあっという間に終わった。印象的だったのが、ステージを歩き回るビョークが妖精に見えたってことと、山に霧がかかっていて幻想的すぎて何度もゾクッとしたことです。圧倒的なビョークの歌声に僕は固唾を飲んで立ち尽くすしかなかった。周りを見渡すと同じように数万人の観客は僕と同じように固唾を飲んで立ち尽くしているようだった。ステージの照明と白い霧が観客を包んでいるその光景があまりにも非現実的でした。最後は花火まで上がってステージは終わった。感無量。

 

そしてビョークの余韻に浸りながらテントサイトへ帰った。

途中ラーメンの屋台に吸い込まれた。長蛇の列だったけどどうしても食べたかった。しかし残念なことにラーメンが売り切れ。ご飯と餃子ならあるという。そのご飯と餃子が死ぬほど美味かった。きっとあのときは何を食っても死ぬほど美味かったと思うんだけど、あの餃子の味は生涯忘れることはないだろう…。

 

テントに帰って寝袋に入って泥のように寝た。疲れていたのかほんと一瞬で寝た。

 

次の日につづく。