Jonsi@新木場STUDIO COAST 2010.12.4

新木場STUDIO COASTにて、Jonsiの来日公演を観に行きました。

ギリギリまでチケットが確保できず、なんとか直前で優しい人に譲ってもらい観に行けました。本当にありがとう。

サマソニでのヨンシーのパフォーマンスが素晴らしすぎた相乗効果もあったのか、今回の来日公演のチケットの争奪戦はそれなりにドラマチックでした。

新木場STUDIO COASTという所は初めて行ったのですが、運河を渡った先の工場地帯の埋め立て地にポツンとあって無機質な感じがいいなって思った。

中は2階があって造りは渋谷Eastになんとなく似ている、2階と1階、どっちに行くか迷ったけど1階の右側をキープ。どうでもいいがなんとなく客層がお洒落女子が多い、森ガールみたいな女の子が多いなって思った。

ステージのVJの映像も森っぽい感じで、なんとなくアイスランド大自然を彷彿とする。動物のモチーフのテクスチャーが、モノトーンのシルエットで舞っているのがカッコよかった。Sigur Rosのライヴもそうなのだが、ステージの演出が芸術的すぎる

「Go do」という曲で、オウムがたくさん飛んでいるPVがあるんですが、その曲が始まったとき客席から白い紙飛行機がたくさん飛んできて、まるで鳥がたくさん飛んでるみたいになってPVを再現していたのが感動した。


たぶん、お客さんが家から各自持ってきた紙飛行機を飛ばしてるんだと思うけど、
「みんなで紙飛行機飛ばそうぜ」
っていう打ち合わせがどっかであったのだろうか、全然知らなかったので、客からもサプライズをされた気分になった。結構色んなところから紙飛行機が飛んでたんだけど、何人くらいの人が紙飛行機を用意してきたのだろう、会場の空気が一気にひとつになった瞬間だった気がする。

しかし、なんといっても最後の曲のノイズの洪水が圧巻で、ステージ全体に雪や雷のような映像に徐々に包まれながら、まるで世界の終わりのような大嵐になっていくという壮大な曲で、

後半たたみ掛けるように音がどんどん重なっていくさまと、ステージ後ろの嵐のようなVJの映像が幻想的で本当にカッコ良かった。


ライヴが終わってしばらく呆然と立っていたんですが、余韻に浸りステージの撤収作業をボーっと見ていたら、気づいたら周りにはほとんど客が残ってなくて、係員に早く退場するようにやんわりと怒られた。

それでもまだあの残響の余韻が残っている。
家に帰ってきても余韻が残ったままだ。