The Dismemberment Plan@渋谷O-west_2011_2/13

The Dismemberment Planというバンドのライヴを渋谷O-westで観に行きました.


このバンド、2003年に解散したワシントンD.Cのバンドでして、最近再結成したみたいで、来日公演をやるというので観に行った訳です。

どんなバンドかというと、変拍子がいっぱいの、エモっぽいインディーズロックバンドです。

僕はこのバンドは解散してから知ったんですけど、その2003年に解散をする際にベスト盤が出まして、CDの帯に「くるりの岸田大絶賛!!」と書いてあったのをよく覚えている。たしかその当時、くるりとツアーをまわっていたらしい。

そんなディスメン、ライヴが始まってすぐに思ったことは「CDと一緒だ!!」
つまり、8年待っていたってことですよ。8年の間CDしか聴けなかったってことですよ。ライヴが見れて感激しました。


それにしてもこの手のジャンルのバンドのライヴって、大抵そんなに盛り上がらない。
それは、こういうジャンルの音楽を好きな客はシャイな人が多いのか、暴れる人も少ないし、大きな歓声を上げるようなタイプの客層って感じではない。

どんなにカッコいい演奏で、素晴らしいライヴだったとしても、心の中でグッと「カッコ良かった……。」と噛みしめて静かに帰るタイプの客が多い気がする。俺もその一人だと思う。

しかし、今回は違った。
メチャクチャ盛り上がった。

最初から歓迎ムードだったのは再結成したからだったとはいえ、相当な盛り上がりだった。

後半なぜか30人以上の客がステージに上がり、ステージの上で肩を組み、大熱狂したのち、最終的にはボーカルを胴上げして終わった。

あまりにも予想外。

インディーズで、ましてや外人となると客も遠慮しがちですよ普通なら。
ステージに上がってボーカルを胴上げなんて、想像も出来ない珍事件ですよ

俺はその光景を見て思わず爆笑してしまった。

そのキッカケってのがですね、客席の前方に坊主頭でノリノリに踊ってる奴がいたんですよ。

ボーカルが彼を指差して「お前ノリがいいな、ちょっとステージ上がれ」みたいな事を言ってステージに上がらせたのがそもそものキッカケで、それを境に 「あ、上がっていいのか…。」という感じになって、ステージからダイブする人がどんどん増えてゆき、最終的にボーカルを胴上げまで発展したという。

なんか知らんがすげえ楽しかった。
アンコールも2回もやってたし。

とにかくボーカルがめちゃくちゃ嬉しそうに演奏してたのが、見てるこっちまで嬉しくなってしまった。

観に行って本当に良かったです。