FUJI ROCK FESTIVAL 2011_07.31(3日目・最終日)

最終日、3日目です

○9:30頃
起床

○11:30頃
会場入り

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○11:30~
ホワイトステージ
「RINGO DEATHSTARR 」

 

GOMAを観に行くためにヘブンに向かう途中、リンゴデススターというバンドがホワイトステージで演奏していた。

音はマイブラみたいな感じで、このバンドはベースが可愛い。可愛いベーシストがいる。
ただそれだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。

 


○12:30~
フィールド オブ ヘブン
GOMA&THE JUNGLE RHYTHM SECTION」


ディジュリドゥーというボ~~って音が出る民族楽器を使ってるバンドなんすけど、
絡み合うリズムの上に、低い重低音のディジュリドゥーのグルーヴが乗り、トリップの世界へ…

このGOMAという人
2009年に交通事故で記憶喪失になってしまったそうで、治療とリハビリで奇跡の復活をしたばかりなんですけど。それまでどうやって生きてきたのか、どうやって今このフジロックのステージに辿り着いたのか、自分でも分からないらしい。

想像も絶する状況だ。

そんなGOMAの復活を見守ろうと、ヘブンには沢山の人が集まったんですが。みんな待っててくれてありがとうと。何度もありがとうと言いながらGOMAは泣いていた。そして俺も泣いた。圧巻のパフォーマンスだった。

 


○14:10
フィールド オブ ヘブン
DACHAMBO

 

このバンドもディジュリドゥーを使っているらしく、サイケデリックな民族楽器を取り入れたバンドなのだが、GOMAを観たあとだとどうしても印象が薄い

GOMAの余韻に浸り過ぎた。

 

 

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こんな美味そうな肉を焼いていたので思わず並ぶ

 


○15:15~
ジプシー アヴァロン

MANNISH BOYS (斉藤和義×中村達也


 

前日の加藤登紀子に続きこの日は斉藤和義中村達也による反原発を訴えるステージ。

だが、キャパオーバー……。

アヴァロンはもともとキャパが狭い上に、ステージが道から背を向けて設置しているため
人の波でステージを拝む事すら出来なかった。

せっちゃんと達也の人気をナメていた…。

泣く泣くステージの裏側から、音だけ聴きながら昼食を食べる。
せっちゃんの 「ずっと嘘だったんだぜ~♪」という替え歌が聴こえてきて、なんとも言えない感慨深い気持ちになった。

 


○15:40~
ホワイトステージ
NO AGE

 

ドラムボーカルとギターの2ピースという変則バンドです。
SUB POPの注目バンドということで期待したんすけど、正直イマイチでした。
なんでもNO AGEのTシャツをレディオヘッドが着て話題になったとかなんとか。

 


○15:40~
ホワイトステージ
eastern youth

日本のハードコア/エモのルーツといえばこのバンドだと思う。
こんなに叙情的で切なく渇いた音を出すバンドは日本にあとどれくらいいるんだろうか。エッジの効いたソリッドな轟音ギターなのになぜか優しい。ギンギンに尖っているのにどうしてこんな暖かい音なんだ。
目に焼き付けるように見入ってしまった。


○17:30~
グリーンステージ
MOGWAI

 

ホワイトステージのイースタンユースと丸被りだった為、泣く泣く見るのを諦めたモグワイだったが、どうしてもFear Satanという曲だけ聴きたかった。
2003年のフジで初めてモグワイを観たとき、あまりの音の壮大さに衝撃を受けた。あの衝撃をもう一度味わいたかった。

そのときはホワイトステージだったので、今回それよりも大きいステージのグリーンステージでのモグワイは、一体どれくらいの轟音が苗場の山に響くのかを観てみたかった。

急いでグリーンステージに向かうと、ちょうどFear Satanが始まるところで、なんとか間に合った。

最小の音量からドカンと最大の音量に爆発する瞬間、分かっていても毎回ビクッとなる。
そのあと、その最大の音にも慣れてきたと思っても、更にその上に音が重なるもんで
「まだ音量が上がるのかよ!」と、 音量の許容範囲の常識が崩壊する。
しかし耳をつんざくような騒音ではなくて、心地よく包む海のような轟音で、まるで音の洪水であるから、どうしたらこんな音が出るのかと。



○19:20~
グリーンステージ
YELLOW MAGIC ORCHESTRA


まさか苗場でYMOが観れるとは。しかもサポートに小山田圭吾もいるという。
豪華すぎる。こんな贅沢をしていいのだろうかとニヤけてしまった。
なかなか観る事が出来ない貴重なものを観させてもらった。

 


○20:30~
レッドマーキー
ATARI TEENAGE RIOT


おそらく混雑するであろう事を想定し、20分くらい前にレッドマーキーに向かう。

最初まだ人はまばらだったんだけど、徐々に人が集まってきて、開始10分前くらいになると、どんどん人が走って集まってきて前方のほうが「うぉおおおおお!!!」「ふぉおおおおお!!!」という奇声が上がり、 デカイ旗(なんかメッセージが書いてる)が振られたりで、客は待ちきれないとばかりに煽りまくっていた。

「え?まだ始まってもいないのに何この盛り上がり…」
もしかしたら今年のフジロックの中で最も危険なライヴが始まる予感…。

するとPAの粋な計らいかは知らないが、開始よりちょっと早めにSEが流れると、
うおおおおおおおおおお!!!! と、盛り上がりがカオスに

そしてちょっと早めに3人が現れライヴがスタート。現場はさらにカオスに。

それにしてもとってもパンクだった

 


○21:30~
グリーンステージ
THE CHEMICAL BROTHERS

 

いよいよ3日目のヘッドライナーのケミカルブラザーズ

正直僕はほとんどこの二人の音楽をあまり知らなかった。あんまり聴いた事がないが、
ケミカルブラザーズという名前は有名だから知ってる。恥ずかしながらそんな程度だった。

それでもちょっと無理をして前の方に行った。凄い人の数と、連日の雨で田んぼのようになった泥で視界もまっ暗ななか前に行くのはかなり困難だが、PAの横あたりは意外とポッカリと空いている場所があり、わりと近くでゆったりと観れるスポットがある。

そこから要塞のような機材に囲まれた二人のステージを観て、僕はあっけに取られた。

巨大なVJの映像がカッコ良すぎて震えた。
とにかくスケールがデカイ。
この感動をどう文にしていいのかもどかしい。

3日間通しての個人的なベストアクトはケミカルブラザーズでした。

 

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○23:00
レッドマーキー
くるり

 

なんかメンバーが2人から5人になったくるり

ケミカル終わって向かったレッドマーキーはかなりの混雑でした。
「入場規制も予想されます!」とスピーカーで叫ぶスタッフ。

疲労もピークでかなりしんどかったし、時間的にも見れるかどうか微妙だったから正直スルーしようかとも思ってたんだけど、自然と足早になり、最終的には走っていた。

なんかくるりを観なかったら後悔するような気がした。

このバンドは何人になろうとも、岸田の歌さえあればくるりなんだなって思った。

無理して見ておいて良かった。

 


○23:40~
グリーンステージ
THE MUSIC

 

クロージングアクトは、 今年解散を発表したというザ・ミュージック。

正直「The People」という曲くらいしか知らないんだけど、2003年のフジで初めて観たときは、水たまりの上で泥だらけになりながら飛び跳ねて観た思い出がある。

あれから8年。
まさか解散の瞬間に立ち会えるとは(日本ではラストライヴらしい)

最後の曲の「The People」が終わって、アンコールがしばらく鳴り止まなかったんだけど、結局アンコールをやらずに終わった。

最後、主催の日高さんが、「彼らは今のが最後で燃え尽きたいと言ってるので終わります」 と言って締めた。

しかし後日談だが、彼らはステージ袖で号泣していたらしい。それをあとから知って、目がじんわりとした。最後にふさわしい素晴らしいステージだったと思う。

 

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3日間を通して本当に最高の時間を過ごしました。

行く前までは、3日間もあるんだからのんびり過ごそうかなとか思ってたけど 、結局あっちこっち忙しく観てしまった。やっぱりどんなに疲れてても観たい。
それでも見切れない。観たいものが多すぎる。

だからまた来年も行きたくなるんだと思う。
そして、きっと俺はまた来年も行くと思う。

本当に楽しくて夢のような3日間だった。
最後に、同行してくれた友人達に感謝。おかげで素敵な時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございます。

 

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