朝霧JAM2014_10.11(sat)_1日目

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朝霧JAMに行ってきた。

今年は台風がきてしまいどうなることかと思ったが、結局僕らがいる間の2日間は雨は降る事はなく無事快適に過ごす事ができた。しかし台風が心配なので二日目は早めに切り上げた。無理はしないで撤退も勇気だと言い聞かせて、とにかく雨に警戒した。

 

ひとまず今年のラインナップはこちら。

http://smash-jpn.com/asagiri/artists.html

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今年は全体的にダブ系が多い印象。

注目は一日目の「JAMES BLAKE」と、二日目の「SLY & ROBBIE」

 

金曜の夜から前乗りで、深夜2時頃東京をレンタカーで出発し、途中でドンキホーテで食材などを買い込み、早朝7時頃に現地に到着した。今年は友達4人で行った。

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テントサイトは3カ所くらいあり、僕らが選んだ場所は会場から最も離れている「ふもとっぱら」というところ。

この場所は会場まではシャトルバスで10分くらいかかるほど遠い距離なのだけど、広くて車も止められるオートキャンプなのでとにかく気楽。そしてなにより富士山がとてもよく見える。

 

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炊事場の水は富士山のわき水なので飲む事もできる。冷たくて美味しい。

 

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ふもとっぱらは、普段もオートキャンプ場として営業しているらしい。

 

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早速テント×2とタープを組み立て、椅子とテーブルを並べて陣地を確保。

 

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バーベキューコンロ、去年はふもとっぱらでレンタルしてもらえたのだけど、今年から無しになったと断られたので、仕方なく近くのホームセンターで急遽友達に買って来てもらった。

 

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そして焼きそばを作ってもらう。キャンプで食べる焼きそば、これが美味すぎて口から光が出た。

 

焼きそばで腹を満たしたあと、昨日の夜から寝ないで来たのでちょっとだけ昼寝をする。9:00くらいから12:00くらいまで仮眠をする。

 

が、隣の子供連れの団体がうるさくて眠れない。ほとんど寝れないまま結局ダラダラとビールを飲んだりお菓子を食べたりコーヒーを飲んだりetc...

結局16時くらいまでテントサイトの陣地でダラダラと過ごした。ふもとっぱらは居心地が良すぎてついつい長居してしまう。ロックフェスに来てるというのにこの段階でまだステージすら見ていない。贅沢すぎて痛風になってしまうかもしれない。

G.LOVEを見るべくメイン会場に向かった。

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ふもとっぱらの入り口付近は林に囲まれている。

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今年は去年よりも人が多かった。年々人が増えている気がする。

 

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毎年飲まなきゃ気が済まない朝霧ヨーグルト。濃厚で美味しい。

 

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これも毎年食べないと気が済まない、グルグルウインナー。外はパリパリ中はジューシー。

 

 

17:00〜18:00 Rainbow stage

G.LOVE & SPECIAL SAUCE

スライドギターにラップを合わせたサーフミュージックらしい。ギター、ドラム、ウッドベースのシンプルなスリーピースだった。

8年ぶりにデビュー当時のオリジナルメンバーが集結したらしい。

原点回帰というだけあって、よりシンプルに3人が良い音を出すのみ!以上!って感じなんだけど、こういう音楽ってもう「こまけえこたぁいんだよ」って思うほかない。見ている僕も思考がどんどんシンプルになって音を聴くことだけに集中した。

特にギターの音が印象に残った。ボトルネックの音が心地よくて、ギターソロが入る瞬間の「ギュイーン」って、乾いたスライドの音がいちいちカッコ良かった。

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18:00〜19:00 moon shine

SEIHO

日本のDJなんだけど、中田ヤスタカらと並びMTV注目のプロデューサー7人に選出されているDJらしい。

クラブミュージックに疎い僕が頑張って説明すると、エレクトロニカやアシッドジャズなどの……えー…いや、特定のジャンルで片付けるのは勿体なく感じるほど多彩な音が折り重なっていた。艶っぽいしっとりした音から無機質な乾いた音まで畳み掛ける攻めのDJだった。リアルタイムで小室哲哉ばりにシンセを弾くし、忙しく機材をギュインギュインもする。

音だけでも相当な情報量なんだけど、それだけじゃなく彼のキャラクターが見てて飽きなかった。シルバーのジャケットに長い髪をかき上げ常に素敵な笑顔。せわしなくダンスも踊る。まるで岡村靖幸を彷彿とする絶妙なナルシスト具合だ。

縛っていた髪をほどいたときに会場は湧いたし、シルバーのジャケットを脱いでまさかのシースルーのノースリーブ・へそ出しルックになったときも会場は沸いた。ステージの前に出て来たときまさかの短パンだったという、気温10度の真冬のような寒さだというのに。時折、掟ポルシェに見えたかと思うと、長い髪がキレイなので女の子にみえる瞬間もある。やっぱり情報量が多すぎる。

MCで「今日はこの服しか持って来てないから、みなさん寝袋を貸してください」と。

僕は彼のファンになった。

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19:15〜21:45 moon shine

1 -800 DINOSAUR DJs: JAMES BLAKE, DAN FOAT, AIRHEAD, Mr Assister

僕は2年前のフジロックでJAMES BLAKEのステージを見て衝撃を受けた。またあの空間が凍りつくようなヒリヒリした緊張感を体験したい。足のつま先から鼻の先まで、ビリビリと震える重厚な低音を味わいたい。

しかし今回はDJセット、ライヴとは違う、しかも何人もDJがいるらしい。どんなステージなのか全貌が把握できない。だけどきっとJAMES BLAKEが出す音はまた別次元を体験してくれるだろう。僕のなかでハードルは上がりきっていた。

なんだけど、DJはわりと普通だった。

ミニマルなわりと保守的なDJだった。

JAMES BLAKEだからといってDJが凄いとは限らないのか、餅は餅屋、刀は刀屋ということなんだろうか。JAMES BLAKEの強烈な個性を披露というより、DJの集団の一人にJAMES BLAKEが参加してるという感じだった。

4人くらいでローテーションしてターンテーブルを回す感じ。

それはそれでカッコ良かったが、JAMES BLAKEのライヴの衝撃が忘れられずに勝手に期待をしすぎたのかもしれない。DJセットは正直ちょっと物足りなかった。

 

 

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ふもとっぱらに戻ると林がライトアップされていてキレイだった。

 

このあとは眠くなるまでテントサイトでひたすらのんびりした。

バーベキューで肉を焼き。ダラダラとお酒を飲んだ。心配していた雨も降らず、去年よりも寒くなかった。正直この夜のキャンプが一番楽しい時間かもしれない。これがしたくて毎年来てしまう。この時間に食べようと買ったお菓子やおつまみをついつい買いすぎた。豪遊しすぎて早死にするかもしれない

2時くらいに就寝した。

 

2日目につづく