氣志團万博2014_9/14(土)
氣志團万博に行って来た。初日の土曜日の1日だけ。
去年に引き続き2回目。去年あまりにも楽しかったので今年も行ったのだけど、今年も楽しかった。本当に楽しかった。
今年は1日目のメンツがやばすぎた。
メンツが濃すぎる。
このイベントはステージがひとつなのでこの順番でこれらの出演者がノンストップで出てくるのだ。きゃりー以降いつご飯を食べればいいのか。見たいものが多すぎる。過労死するんじゃないかと思った。
この日は友達3人で行った。
9時に川崎駅に集合し、川崎から9:45発のシャトルバスでアクアラインを通り、千葉の袖ケ浦海浜公園へ。
アクアラインが渋滞していたため、11:00ちょっとすぎに会場に着いた。
残念ながら森山直太朗は間に合わなくて見れなかった。直太朗の生歌聞きたかった…。
直太朗が見れなかったので13:10〜の筋肉少女帯まで予定があいたので会場を散策することにした。
真ん中のフードコートに広い芝生があり、去年はそこにレジャーシートを貼ってくつろいだのだけど、なぜか今年はレジャーシートは上のピクニックエリアのみになっていた。
ピクニックエリアに行くと芝生は少なく。すでに場所取りのレジャーシートで埋まっており花火大会の場所取り状態に。こういうフェスで拠点となる陣地が無いと辛い。終始、居場所を求めてウロウロしていた。
おまけにこの日は真夏のような炎天下だったので、日陰の奪い合いだった。会場は広い筈なのに逃げ場がなかったのは辛かった。この日はとにかく暑かった。
12:00頃、屋台でピザ(ハーフサイズ)を買った。(写真を撮り忘れた)
ピザというかブリトーみたいな感じ。これで800円は高い。ついでにペットボトルのジュースが300円なのも高い。
・13:10〜
まずは筋少。オーケンを肉眼で見れて感激した。このバンドはとにかく演奏力が高かった。とくにギターの人がめちゃくちゃ上手い。セットリストも定番の曲をいっぱいやってくれた。聞きたかった曲はほとんど聞けて嬉しかった。
そして、オーケンが作詞をしたももクロの労働讃歌という曲もやってくれた。筋肉少女帯の新しいアルバムでセルフカバーをしたらしい。筋少バージョンの労働讃歌カッコ良かった。この日はももクロも出るので客の半分以上モノノフだったんだけど、この曲がはじまった途端モノノフたちのスイッチが入り、本来「あーりん!!あーりん!!」というかけ声があるパートで「オーケン!オーケン!」というかけ声が上がっていた。
オーケンは「みんな今日はそれぞれ見たい人がいるだろ!?俺は、4歳の姪っ子にきゃりーぱみゅぱみゅちゃんのサインを頼まれたからこれから貰いにいくんだ!それが今日の俺のモチベーションだ!わかったか!!オーディエンスを盛り上げるなんて2の次3の次だ!!!!!」
と言ってたのに対し客も「うおおおおおおお!!!」と謎の歓声が上がって笑った。オーケンのMCを生で聞けたのもかなり嬉しかった。
・14:20〜
味噌汁's
味噌汁'sというヒゲ眼鏡で顔を隠した謎の新人バンド。というか、中身はRADWIMPSなんだけど。
僕はRADWIMPSのライヴもまだ見た事がないので、せっかくの機会だし見てみた。
たしかに演奏は上手い。安定している。さすがRADWIMPSなだけある。
しかし「こんなおちゃらけてるけど、実はRADWIMPSなんすよ。RADWIMPSのほうはまだまだいい曲いっぱいあるし、あっちではもっとシリアスなことやってんすよ」という保険をかけてるように思ってしまった。実力は温存している。これは遊びみたいなもんなのかっていうのを感じてしまうと、じゃあRADWIMPSで出てこいよ!と思ってしまった。
ここでご飯を食べる。このあとノンストップで見たいものが続く。あとのことを考えたらここでしっかりと食べておかなければと思った。
豚ととろろ丼を食べたのだけど写真を撮るのを忘れた。
フードエリア2で食べていたら、DJブースが盛り上がっていた。ももクロの曲が流れていて、モノノフたちがDJにむかってコールやかけ声で盛り上がっていてそれを眺めながらご飯を食べた。その様子を見ているだけでも楽しい。モノノフはももクロの曲がかかっていたらどんな場所でも盛り上がる。ももクロ本人がいなくても全力で盛り上がる意識が高いファンである。
去年のDJブースの様子↓
・15:30〜
2年前のサマソニ以来の見るのは2回目なんだけど、やっぱりカワイイ。
カワイイのでずっと見てられる。永久に見てられるなこれ。って思った。
そして意外と礼儀正しい。好感度がだだ上がりである。
ファッションモンスターという曲がちょっとダブステップっぽいゴリゴリした感じでカッコ良かった。
・16:40〜
いよいよこのイベントの主催者、氣志團の登場なんだけど、このあとも岡村ちゃんとももクロが控えている。ヘッドライナーが3つ連続で出てくるみたいな気分になった。
翔さんは「俺の地元見た?いいとこでしょ?なんにも無くて。」と言っていたんだけど、たしかに袖ヶ浦は畑と田んぼしか無いのどかな田舎だった。自分も北海道の田舎で育ったんだけど、自分の田舎の地元にこんな蒼々たるミュージシャンを呼んで、お客さんを何万人も集めることを想像したら、とんでもなく凄いことやってるんだなって実感した。
「好きな人に自分の故郷を見せたいじゃん?」というロマンチックな言葉に、このイベントの楽しさの理由が詰まってる気がした。翔さんの人徳でたくさんの人が集まってるイベントなのかもしれない。
・18:00〜
岡村靖幸のライヴ、やばかったです。衝撃を受けた。僕は岡村靖幸のことをあまりにも知らなすぎた。この人の凄さに気づくのが遅すぎた。大げさじゃなくこの人は天才だし、本物だと思った。
きっとマイケルジャクソンやジェームスブラウンのようなブラックミュージックに影響を受けたのだろうけど、でもそれもひとつのキッカケであって、それを追求した結果、マイケルにはならなかったけど岡村靖幸というジャンルが完成したのかもしれない。もう日本では誰にも真似できない唯一無二の存在になってしまった。
そんなことを考えながら岡村ちゃんの音楽を聞いても自分の中でまだ消化しきれない。この人はどんな人生を歩んだらこんなパフォーマンスができるのだろうか。
今回氣志團万博で見れるということで慌てて予習して、たかだか数週間、数日でどハマりしてしまった。この人の魅力は一言では言い表せない。だからもっと知りたくなる。知ろうとしたら最後、もう抜け出せなくなってしまった。
この日のベストアクトは間違いなく岡村靖幸だし、すべて持っていかれた。
・19:10〜
岡村ちゃんの圧倒的なパフォーマンスを見たあとに次はももクロという。もう気持ちの整理が大変だった。岡村ちゃんの余韻を引きずったまま立て続けにももクロだなんて、今日のこのイベントはやっぱり内容が濃すぎる。
この日のももクロは実は昼間はイナズマフェスという滋賀県でやっている別のフェスに出演していて、そのあとに滋賀から千葉に移動して氣志團万博に出演したという。1日に2本もフェスに出演するなんてどんだけ引っ張りだこなんだ。フェスのハシゴなんて聞いたことがない。その理由もあってのトリの出演だったのかもしれない。
正直疲れてるように見えたし、声もちょっとかすれていた気がした。しかしそれを見せないように元気で笑顔を見せている姿にやっぱり胸が掴まれ、僕はのどから血がでるほど叫んだ。「あーりんわっしょい!!!!!!!!」
最後、アンコールで氣志團の5人がももクロの衣装を着て出てきて、10人で歌って踊って、花火が上がって終わった。
今年も本当に楽しかった。
満足度が高すぎる。
来年も行きたい。