浅草ジンタ@東京キネマ倶楽部
東京キネマ倶楽部というライヴハウスで浅草ジンタのライヴを見に行ってきた。
この東京キネマ倶楽部は、元はグランドキャバレーだったらしい。現在はライヴハウスやファッションショーなどに使っているという。大正ロマン感じるノスタルジックなライヴハウスなんだけど、浅草ジンタのようなバンドには似合いすぎて、当時のキャバレーにタイムスリップしたかのような錯覚になった。
真っ赤なベルベットの緞帳をバックに演奏する浅草ジンタがカッコ良くて何度も鳥肌が立った。
それにしても和尚のウッドベースは何度観てもどうやって弾いてるのか分からない。どうすればあんな音になるのか、どうすればあんな高速のスラップができるのか、いくら手元を観ても分からない。たまに右手が早すぎて残像になってるときもあるし。
浅草ジンタのライヴは今年の朝霧JAMで観たのがはじめてで、今回が2回目だったのだけど、ワンマンということでたっぷりと堪能し、キネマ倶楽部での浅草ジンタのグルーヴ感はフェスとはまた違う箱鳴りを体感できたのがとても良かった。
グルーヴで地面が揺れたし、モッシュで体も揺れた。物理的に揺れたけれども気持ちも揺れた。心を揺さぶられた何かを感じた。
「俺はもういい年だからなあ、モッシュピットは体力が続かないんだよねえ」と、最初は後ろのほうで観ていたのだけど、最終的にはモッシュピットの真ん中でモミクチャになっていた自分がいた。我慢できなかった。体が勝手にステージの前に向かっていた。モッシュせざるおえない感じだった。
僕はライヴとかコンサートは冷静に一部始終を余すとこなく観ときたいという貧乏性な理由から滅多に体を動かさない。そんな僕がモッシュをするなんて相当珍しいことだということを伝えておきたい。本当にモッシュせざるおえなかったのだ。
12/10に新しいアルバムが発売するのだけど、先行して会場で売っていたので買ってきた。今日のライヴでもアルバムからの新曲もたくさんやってくれた。
さっそく今このブログを書きながらアルバムを聞いているのだけど、すごくいい。いいアルバムなのでみんな買って聴いたほうがいいと思う。