ONIGAWARA@新宿タワーレコード
ONIGAWARAというアイドルグループがいて、最近巷で話題になっているのでどんな人達なんだろうと調べたら竹内電気というバンドの元メンバーで驚いた。
竹内電気、僕は一度ライヴを見たことがあった。ずいぶん前だけど、確か下北のライヴハウスだったと思う。
そのとき僕は「このバンドおしゃれでカッコいいなあ」と思った。the band apartみたいな「ファンクっぽいオシャレなエモ」と、勝手に思っていた。特にギターのロン毛の人が気持ち悪くてカッコイイなあと。ロン毛の人、気持ち悪いけど一番センスあんなあと。勝手に思っていた。
そんな竹内電気、まさか2人になってアイドルになっているなんて。
ロン毛だった髪をばっさりと坊主にしたギターの斎藤氏と、ギターの竹内サティフォ氏の2人によるユニットということらしい。
竹内電気からのギャップがすごい。なにがどうなってこうなった。
しかし、彼らが「アイドルになった」と言い切ってしまうのは勿体無い。それは、1曲聴いただけでは判断できないポテンシャルだからである。いや、曲を聴けば聴くほど分からなくなる。それほど彼らの楽曲がバラエティ豊富だということかもしれない。竹内電気というバックグラウンドがある分のポテンシャルの高さも含まれているのだろうか。
そんなONIGAWARAが、タワーレコード新宿店でインストアライヴをするというので見に行ってみた。
ライヴは、お客さんはみんなペンライトを振っていた。ダンスにあわせた振り付けもあるようだ。キメのところで掛け声とかもあった。いわゆるアイドルの現場だった。
僕はONIGAWARAのライヴを見て、一番印象的だったのは、竹内サティフォのギターソロだった。なぜかフェルナンデスの布袋モデル。ギターサウンドはもろ布袋サウンド。「イントロとか完全にBOOWYじゃん!」しかし、やっぱギター上手い。そこはガチの音。そのへんに竹内電気時代の片鱗が残っている。それは隠し球というか、ズルい武器だと思った。
そして、どの曲も超キャッチー。 どこかで聴いたような懐メロ。90年代のJ-POPの美味しいとこを集めまくっている。B'zとかチャゲアスとか。我々30代がソワソワするようなメロがちりばめられている。その中でも特に岡村靖幸の割合が多い気がした。岡村ちゃんの “ アイドル要素 ” その部分が強調されている印象。たぶん、そういう元ネタを発見する楽しさがあるのかもしれない。
ONIGAWARAの今後の動向が気になる。 とりあえず新曲は完全に嵐だった。