りんご音楽祭@TOKYO DESIGN WEEK 2016
10/30(日)のTOKYO DESIGN WEEK 2016に行ってきた。
デザインとかアートとかが集まるお祭りのようなものらしい。
ただし、デザインとかアートとかほとんど見てなくて、僕はそのなかの「りんご音楽祭」というブースだけを見る目的で行った。
りんご音楽祭というのは長野県で毎年やってる音楽フェスなんだけど、今回TOKYO DESIGN WEEKにも参入したとのことで、見に行ったわけです。
りんご音楽祭TDW|TOKYO DESIGN WEEK 東京デザインウィーク
ここで簡単なタイムテーブルをごらんください。
赤い線を引いた3つ、それが僕が見に行った目的である。特に19:45からのdowny。むしろdownyを見るために行ったといってもいい。
目当てのライヴは18:00以降だったので、18:00くらいに会場に到着した。
全然前情報を調べずに勢いで行ったので、会場の場所にたどり着くのにだいぶ道に迷った。(最初TOKYO DESIGN WEEKの事務所に行こうとしてしまった。)
公式にこんな分かりやすい地図が貼ってあったじゃないか ↓
外苑前の、いちょう並木が入り口。
会場に入り、真っ先にステージを探した。
18:20からOGRE YOU ASSHOLEのライヴがはじまる、現在18:00、急ぎ足でステージに向かった。
右側に屋根のある建物があって、デザインやアートのブースがいっぱいあるらしい。
ステージはおそらく奥にあるのだろう。奥に進んでみる。
ステージがあった。
…?
ここか?
ここがステージ?
誰もいないけど?
え?ここでやんの?
ここでdownyがライヴやるの?
ステージの前に客、3人くらいしかいないけど?
こんなアウェーな環境なの?うそでしょ。
心を落ち着かせるためにひとまず飯を食べよう。そういえば昼に起きてからパンしか食ってない。
その、ステージのすぐ右側にフードエリアがあった。
ここもあんま人がいない…。とりあえず選び放題だ。
パエリアに決めた。
うまい。魚介のダシがきいている。
しかし、量が少ないのが物足りない。これで800円は高すぎる。
ひとまず、ステージが見える位置のテラスのようなテーブルに座り、パエリアを食べながら待機した。あと5分ほどで18:20からOGRE YOU ASSHOLEのライヴがはじまるというのに、あいかわらずステージの前には人が誰もいない。
モソモソとパエリアを食べていたら。後ろの方からOGRE YOU ASSHOLEの演奏と思われる音が聞こえてきた。
あ、ステージの場所ここじゃなかったわ。
ここで、会場全体のMAPをご覧ください。
右の「J-WAVE音楽祭ステージ」だと思っていたら、左の「りんご音楽祭TenT」のほうだったらしい。
そっちかと。僕はパエリアを流し込むように急いで食べた。パエリアなんてもんはもっと優雅に食べるべきだと思う。
こっちだった。
中に入ると人がいっぱいだった。「みんなここにいたんだね…。」なんかホッとした。おかしいと思ったんだよ。
18:20〜
OGRE YOU ASSHOLE、直訳すると「お前は鬼でゲス野郎」
とってもサイケでノイジーでカッコ良かった。ギターの音が好みです。
それにしても中は暑い。この日、外はわりと肌寒かったのだけど、中は蒸し暑い。まあ人が集まってライヴやってたら暑いよね。と思ってたんだけど、ふと横を見ると、
ストーブがあった。
これはいらない。そこまで寒くないし。それより暑すぎて死ぬ。酸欠になるかと思った。
19:05〜
この日は出演者の転換の時間がほぼなくて、DE DE MOUSEはバンドとバンドの繋ぎのような扱いだった。ステージの上ではなく、ステージの下のフロアという環境。
はじまる前、DE DE MOUSE本人も「僕、背が低いのでみんなから見えないと思いますが。」と、たしかにDE DE MOUSEの姿が客に埋もれて見えない。
そしてDE DE MOUSEが演奏中、後ろのステージではOGRE YOU ASSHOLEが機材を片付けていて、そのあと次のdownyがセッティングしているというシュールな状況だった。
最後の曲というタイミングで、downyがすでに後ろにスタンバイしていて、DE DE MOUSEが終わったと同時にdownyがはじまった。downyが後ろにスタンバイしてる状況が、まるでdownyがDE DE MOUSEの曲を演奏しているかのようだった。
というか、DE DE MOUSEもちゃんとステージで見たかったんだけどなあああ。まあ、ある意味贅沢ですよ。
19:45〜
そして、downyは超爆音だった。
一曲目の一発目の音で、まず音のデカさが他と全然違った。
僕は勝手に、「この環境ならそんな音大きく出せないよね。多少音量が小さくてもしょうがないね」とか思っていたけど、そんな心配するほうが野暮だった。やっぱdownyは音がデカくなくてはならない。
しかし正直、音のバランスが悪かった。きっとリハーサルも十分にしていなさそう。(転換ですらインターバル無しだし)
2、3曲目から徐々に音のバランスが修正されていた気がした。PAが調整してくれたのだろうか。いつもの調子になってきた!と思ったあたりでもう最後の曲になっていた。
40分は短すぎる。あっという間に終わった。あらためて、繊細な音楽なんだなって思った。
downyのライヴが見れて満足したので、そのまま帰ろうかと思ったけど、せっかくなので、ほかの展示物もちょっとだけ見て帰った。
デザインフェスタの企業版みたいな感じ。学生の展示とかもあったけど、学生のほうは美大の文化祭みたいな雰囲気だった。
もっと時間がゆっくりあってじっくり見たら楽しかったかもしれない。時間が足りなくてあんまり見れなかった。
こういう場所でライヴを見るというのは新鮮で楽しかった。面白いイベントだと思った。