Tommy Guerrero@Shibuya duo MUSIC EXCHANGE 2016.12.16(fri)
トミー・ゲレロのライヴを渋谷のduo MUSIC EXCHANGEに見に行ってきた。
スタートが19:30で、ギリギリの時間に会場に入ると、すでに前座のSPECIAL OTHERS ACOUSTICが始まっていた。
SPECIAL OTHERS ACOUSTICというのはSPECIAL OTHERSというバンドのアコースティック版らしい。
僕は全く前情報もなく会場に入ったために、このバンドが最初スペアザだと気づかずに見ており、「このバンドめちゃくちゃカッコイイな…なんていうバンドなんだろ…」って思いながら見ていたんだけど、途中のMCで名前を聞いて「あっ」ってなった。なんだスペアザか…。「いいバンド発掘した!」くらいに思ってた自分が恥ずかしい。そりゃあカッコイイわけだよ。だってスペアザなんだもん。
元々タイトなグルーヴのバンドだけど、アコースティックになって余計にタイトになっていた。それぞれのパートの音の響きがシビアで誤魔化しがきかない世界。一瞬も気が抜けなそう。スリリングでエモかった。
そして、次はトミー・ゲレロ。
トミー・ゲレロといえばスケーターでミュージシャンというイメージで、サーフミュージックの人の印象だった。そういえば何年か前に朝霧JAMでライブは一度見たことがあった。そのときはバンドだったし、わりとブルースだった気がした。
今回は最近リリースしたばかりのニューアルバムからのセットらしく、一人で出てきた。打ち込みのリズムをバックに流し、ギターをループさせて重ねていくという、わりと実験的だった。公開宅録みたいなライヴ。
ステージの上は絨毯が敷いてあって、テーブルが置かれ、テーブルの上には照明とお酒。なにこのインテリア…寝室? トミー・ゲレロの家に遊びにきたみたいな。
そしてフェンダーのアンプが2台もドドンと置いてあって。深めのリバーブがかかったテレキャスの音が心地よかった。正しいテレキャスの音。
そして、ライヴが終わったら、セットが撤収されて、今度はターンテーブルが前に出てきて、トミー・ゲレロによるDJがはじまった。お洒落なハウスだった。
一気にパーティになった。トミー・ゲレロのギターを聴きに家に遊びに行ったらホームパーティがはじまったみたいな。なんだろうこのアットホーム感。
そういえば、客層もお洒落だった気がする。そしてスケーターの人が多かった。スケートボードまで持ってきてる人が結構いたし、モデルみたいなパーリーピーポーもたくさんいた気がする。
トミー・ゲレロ、お洒落アイコンとしてリスペクトされすぎな夜だった。
カッコよかったですよ。