The Get Up Kids@TSUTAYA O-WEST 2019.10.8 (Tue)
The Get Up Kidsの来日公演を渋谷のO-WESTで見に行ってきた。
ゲットアップキッズ 最高だった。
このライヴは生涯のベストアクトと言っても大袈裟ではない。
本当に行けて良かった。今日という1日は一生の思い出となるだろう。
最初東京は10/9の1Dayのみで、その日はチケットが取れなかったので行くのを諦めかけていたんです。追加公演を10/8にやってくれたのでなんとか行けたわけです。
ちなみに追加公演のこの日は、スペシャルゲストにHUSKING BEE。
僕にとってゲットアップキッズは青春です。2ndアルバム「Something to Write Home About」は一体何回聴いただろうか。当時僕は19歳でした。あれから20年。僕ももう40歳になっていた。20年の思いがすべて詰まったライヴだった。
HUSKING BEEのボーカルの磯部さんがMCでこう言った。「いま僕らツアー中なんですが、今日はツアーよりも緊張してます。」「だって今日はゲットアップキッズ だから。」「ゲットアップキッズが大好きだから。」
うん、そう。わかる。僕はそれを聞いて泣きそうになってしまった。いや、ちょっと泣いた。感極まってしまった。いや、泣くのはまだ早い。どれだけこの日を待ちわびたことか。みんなゲットアップキッズが大好きなんだよな。
そういえば、HUSKING BEEのライブを最後に観たのはたしか、mock orangeが来日したときの渋谷O-Eastで観た以来な気がする。ブッチャーズやバンドアパートも出ていた気がする。2004年だったけ。もうあれから15年も経っていたのか。mock orangeからのThe Get Up Kidsとエモびいきではないか。確かに日本のエモといえば彼らで間違いがない。
HUSKING BEEが30分ほど演奏したあと、いよいよThe Get Up Kidsがでてきた。
ローディーの人がサウンドチェックのときにさりげなくスマパンを演奏していた。
1曲目は新曲の「Satellite」からはじまった。
この曲すばらしいですよね。「Holiday」を彷彿とする名曲ですよ。まさに原点回帰ってかんじ。
しかし、はじまって早々、ベースの様子がおかしい。なんか機材トラブルで音が出ないようで途中で演奏が中断した。メンバーは苦笑いをしながら「サンキュー、トゥナイト!」って終わったみたいなジョークを言ったりして仕切り直しをしようとしていた。僕はてっきり「Satellite」をまたはじめからやり直すのかと思っていたら、「I'm a Loner Dottie, a Rebel」がはじまった。僕は心の中で叫んだ
「そっちやんのかよ!!」
「ちょっとまって!それ俺の好きな曲!!」
ちょっとズルくないすか、そんなやり方。全然心の準備できてなかった。で、そのあとちゃんと「Satellite」もやり直してくれるっていうね。
今こそ言わせてください。
まじでエモい
というか、「エモい」って最近市民権を得たようにみんな普通に言うけど、このThe Get Up Kidsこそが元祖「エモ」なんすよね。The Get Up Kids自体がエモなんですよ。エモという概念なわけですよ。なにを言ってるかわからないかもしれないけどそうなんですよ。
足元のエフェクターを踏んだ瞬間世界が変わった。そうだこのグルーヴだ。僕は20年前ずっと憧れていた音楽はこれだった。エモという音楽を探し続けていたんだった。渋谷の決して大きくはないライヴハウスでゲットアップキッズ のライブが観れた喜びを噛み締めた。これを見れるまでに20年もかかってしまった。涙が出てきた。
セトリが完璧で、聴きたい曲をたくさんやってくれて嬉しかった。
アンコールの「Out of Reach」が素晴らしかった。
ボーカルのマットが一人で弾き語りだったんだけど、僕の隣に外国人の女の子が熱唱してたんですよ。後半のコーラスのパートをその女の子が歌ったら、マットが演奏を止めて「君いいね!」って褒めていたのが微笑ましかった。そのあと、みんなでそのコーラスパートがシンガロングになったのが感動的でした。
そして、「Holiday」でモッシュピットが大爆発した。僕は最前だったんだけどわき腹が柵にめりこみ、ダイバーが後ろからわんさか飛んでくる、後頭部を何度も蹴られながら、喉から血が出るほど熱唱した。
みんなこれを待っていた。鉄板で飛べる名曲。
本当に最高だった。
ありがとうゲットアップキッズ。また来日してね。
終演後セトリを貰った。これは大事な宝物です。大切にします。