フランス旅行 1日目 - シャルル・ド・ゴール空港 & ヴェルサイユ編 -

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フランスへ旅行に行って来た。6泊8日。

今まで僕は海外旅行には、20年くらい前にハワイとシンガポールに行ったくらいで、ヨーロッパは初めて。英語もろくに喋れない上に、フランス語なんて全く分からない。ボンジュールとメルシーしか分からない。フランス人はプライドが高いからフランス語しか喋ってくれないという噂をよく耳にしていたので不安がいっぱいだった。なので今回はツアーにした。ホテルや観光地のチケットなど事前に全部予約してくれるし、ツアーコンダクターが手取り足取り案内してくれるというプランに。

 

ざっくりと今回の旅行の行程は下記のMAPをご覧ください。

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ベルサイユ宮殿を見て、ロワール地方で古城巡りして、モンサンミッシェルに行って、最後はパリという行程です。

今回の旅行、本当に楽しかった。たくさん貴重な体験をさせてもらった。間違いなく一生の思い出となるだろう。

忘れないために備忘録として、さっそく1日目から旅行の行程を思い出しながら書いていきたいと思います。 

 

・11/6 (水)

6:00 起床

7:30 自宅を出る。

8:00 羽田直通のバスに乗る。

本当は7:45のバスに乗りたかったのだけど、ギリギリ乗り遅れた。1本遅いバスへ。

 

9:15 羽田空港国際線 着

スーツケースを機内に預ける際に結構並んだため、時間に余裕持って出発したつもりだったけど結構ギリギリで焦った。バスに乗り遅れたのが響いたのかも。荷物の受付時間ギリギリになんとか預けることができて、ツアーコンダクターと合流し、慌てて搭乗手続きのレーンに並んだが、ポケットWifiのレンタルを受け取るのを忘れたことに気づき、一旦行列を抜けて、走ってポケットWifiを受け取り、走って搭乗手続きの列に再び並び、なんとかギリギリ間に合った。ここで飛行機に乗れなかったら本当に笑えない。もっと早めに来るべきだった。免税店に寄る予定だったが、免税店を走って素通りするのはあまりにも悲しかった。前途多難である。国内線との違いを痛感した。

 

10:55 羽田発 JAL 45便

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なんとか無事に飛行機に乗ることができてホッとした。ここから13時間のフライトである。13時間って。13時間って数字すごくないすか。ちょっと耐えられるのか心配。もちろんエコノミーです。

 

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飛行機の窓から遠くに富士山が見えた。この日はすごい晴れていて雲がほとんどなかった。しばらく窓の景色を夢中で眺めていた。

 

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2時間ほどたって機内食が出てきた。ビーフかチキンかの選択がありビーフを選んだ。トマト味のソースに細切れの牛肉が入っているものがご飯にかかっている、辛くないカレーみたいな感じのご飯と、サラダと、オムレツとブロッコリー、高野豆腐みたいな胡麻の味のする四角いもの、ポテトサラダ。意外とヘルシー。美味しかった。

機内では主に映画を見て過ごした。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と「ターミネーター2」と「バードマン(途中まで)」の3本を立て続けに見た。ワンス・アポン〜が面白かった。途中で眠たくなったら寝ようと思っていたが全然眠くならない。だってまだ昼間なんですもん。映画を3本も見たのに時間があり余っている。1時間くらいはウトウトと寝ただろうか。

 

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しばらくして、何時か忘れたけどパンが出てきた。ベーコンとマヨネーズが入っているコッペパン。美味しい。

 

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到着2時間前くらいに機内食が出てきた。吉野家の牛丼だった。まさか機内で吉牛が食べられるなんて思っていなかった。意外。まぎれもない吉牛の味。これがすごく美味しくて嬉しかった。

 

13時間のフライトに耐えられるか不安だったけど、意外と快適だった。ずっと同じ体勢でお尻と腰がめちゃくちゃ痛かったのは辛かったけど。

 

15:40 フランス シャルルドゴール空港 着 

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フランスに到着した。出国手続きや税関を緊張しながら突破した。フランスの税関の職員は意外とフランクで優しくてホッとした。

フランスと日本の時差は8時間くらい。お昼の11時から13時間飛行機に乗って夕方の15:40に到着した。ちょっと時間の感覚がよくわからない。これが時差ボケというやつか。いまのところ時差ボケに関しては特に大丈夫だった。それよりもフランスに到着したという喜びのほうが大きかった。

 

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ひとまずトイレへ。フランスのトイレ事情は日本と比べるとかなりシビアだった。あまり清潔でないとかは僕はそこまで気にしないタイプだと思っていたけど、便座が無いトイレにはさすがにビックリした。便座が無いんですよフランスの公衆トイレって。フランスだけじゃなくてヨーロッパ全般そうらしい。どうやって利用するのが正解なのか結局最後までわからなかった。今回の旅行で「日本のトイレの素晴らしさ」を実感した旅行でもあった。

この到着したてのときは、トイレのシビアさはまだ分かってなかった。今後この旅でトイレに悩まされることが幾度となくあった。

 

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ツアーのシャトルバス乗り場へ移動。ラコステの広告がドーンとデカくてカッコ良い。

 

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このバスに乗ってツアーを回るらしい。大きくて立派なバスだ。今回の日本からのツアーの参加者は18名。ツアーコンダクターと共にこのバスで8日間のツアーが始まった。

 

16:00 ベルサイユ へ 

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約1時間ほどバスに乗ってベルサイユにある今夜宿泊するホテルへ。この日は到着してホテルに一泊するのみ。いままで13時間飛行機で移動してるから初日はそんな感じ。早くホテルでのんびりしたい。途中で大きなスタジアムが見えた。フランスW杯のときに建てられた8万人くらい収容できるサッカースタジアムらしい。フランスといえばサッカーが強い国ですもんね。

 

17:00頃 ホテル到着 

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ホテル・メルキュール・ベルサイユ・パーリー2というホテルが今日の宿泊するホテルです。

 

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綺麗で立派なホテルである。荷物を置いて一息つこうとベッドに座ろうとしたら、

 

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ベッドの上にさりげなく飴が。なにこの優しさ…。テーブルの上じゃなくてベッドの上っていうのがなんか可愛いくてホッコリする。

 

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ホテルの入り口に喫煙所があった。こういう風に建物の入り口に灰皿がある施設が多く見かけた。歩きタバコしている人も多いし、喫煙者にとっては気楽な国である。最近の日本の嫌煙ムードと喫煙所の減少は異常だと思う。

 

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ホテルから歩いて5分くらいのところに、結構大きなショッピングモールがあった。ここでなにか食料を買って、ホテルで食べることにしよう。

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中は広くてキレイなショッピングモールだった。

持ってきた下着が何枚か足りなかったので、ここでパンツを買うことにした。

初めてのフランスの買い物に緊張した。ちなみに、フランスはクレジットカード文化らしいから、大抵のお店はカード払いが主流らしい。現金は2万円くらいを事前にユーロに換金して持ってきているけど、まずはカードでちゃんと買い物ができるのか確かめておきたかった。外国でカード使うのって不安じゃないすか?現金のほうが気楽だなって思って。カードを使う練習のつもりでパンツを買おう。よりによって最初の買い物がパンツとは如何に。細かいことは気にせずにレジに向かった。レジにはフランス人のマダムが立っている。ビビる。「ボンジュール」と言いながらパンツをレジに置き、カードをチラつかせてカードで払うことを身振り手振りでアピールすると、カードの端末機を差しだしてきたのだけど、使い方が分からない。かざすのか?挿すのか?どこに?なんか押すの?と戸惑っていると、ひとつずつ手順を丁寧に教えてくれた。フランス語でなに言ってるか分からなかったけど、きっとこうだ。

「ここにカードを刺して、ボタンを押せ。いや、違う。こっちだ、こっちのボタンだ。そう。押せ。暗証番号を押して、そう、エンターを押すんだ。オーケー?もうオッケーだからカード抜いていいぞ。うん、早く抜け。」

なんとかカードで買い物ができた。はじめてのお使いだ。感動した。この年になって買い物ができただけでこんなに達成感に満ち溢れることなんてそうそうないだろう。ボンジュールとメルシーだけで買い物ができることが証明できた。僕にとってこの一歩は大きな一歩である。滞在中の不安の一つが解消した気分でもあった。

ではこの調子で、食料を買いにスーパーマーケットを探す。

 

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外国のスーパーマーケットに行くのって楽しいですよね。日本とは違う生活感を実感できる。珍しいものがたくさん置いてあるのを見るだけでも楽しい。

 

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トマトが色鮮やかで美味しそう。

 

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リンゴにもいろんな種類が。

 

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そういえば、フランスといえばワインが名産ですよね。ということはフランスのぶどうってきっと美味しいのだろう。美味しそう。

 

 

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というか、日本で見るスーパーの野菜より、生き生きして見える。陳列の仕方に美意識を感じるというか、ナチュラルというか、そのまま種類ごとに置いてあるだけなのにオシャレに見えるから不思議だ。同時に美味そうに見えるのだから合理的だなって思う。

 

ちなみに、スーパーのレジの会計は、ベルトコンベアみたいなレーンがあって、そこにカゴから商品を出して自分で乗せると、レジの店員がバーコードを読んでくれて会計をしたら、また自分で袋に入れるというスタイル。IKEAみたいな感じ。レジの様子の写真を撮るのを忘れた。

 

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お惣菜コーナーでサラダとペンネと、ジュースとマンゴー、PAULというパン屋でサンドイッチとカヌレを買って、ホテルで食べた。

スランスといえばフランスパン、バゲットのサンドイッチを食べるのも楽しみのひとつだった。バゲットはもちろん美味しかったんだけど特にチーズが美味い。というか、サラダに入っていたモッツァレラチーズが今まで食べたモッツァレラチーズとちょっと違う。これはスーパーの惣菜レベルではないチーズだ。プルップルで中がトロっとしている。僕が知っているモッツァレラチーズと違う。フランスってチーズが美味い国なんだっけ?ヨーロッパだから?あ、ワインが美味しい国だからチーズも美味しいってこと?スーパーの惣菜でこんな美味いってことは、レストランとかはもっと美味いものが出てくるのだろうか。初日にして食に対する期待値が一気にあがってしまった。

 

この日は時差ボケもあり、ベッドに横になったらいつの間にか寝てしまった。21:00くらいには寝ただろうか。たっぷり寝れて良かった。明日からが本番なのだから。

 

2日目につづく。

 

次回:フランス旅行 2日目 - ヴェルサイユ宮殿 & ロワール古城巡り編 -