Bjork@日本武道館_2008.2/22
ビョ-ク観に行ってきました。日本武道館です。
平日だったし仕事で行けるか心配だったんですが、なんとか行けました。
実は2日分のチケットを買ってありまして、1日目のほうは仕事で行けなかったんですが…。2日目だけ行けました。仕事の都合上、定時にはなかなか帰れないもんで…。
2倍のチケット代を出してでも観たかったビョーク。
観るのは2003年のフジロックぶりです。あのときの感動を再び味わいたく、あの幻想的なライヴの感動が忘れられなくて、そのときは冷静に観れてなかったので、改めてどうしても観たかったわけです。
そして、日本武道館に来るのははじめてです。
田舎者の僕にとって「日本武道館」という響きだけで特別な場所だったし、なんか憧れていました。一度来てみたかった場所のひとつだったのでワクワク感はより一層です。
18:00に会社を出て、大急ぎで会場に向かい、なんとか19:00スタートの開演ギリギリに到着し、自分の席を探しました。スタンド席のどうやらかなり後方らしい。
席を見つけ座席に座ってまもなくライヴが始まりました。本当にギリギリでした。始まる前の余韻に浸る暇なく始まったもんで、なんかまだ気持ちがフワフワしている。しかも初めての武道館、なんとなく実感が無い。自分自身の準備もままならないままビョークのライヴが始まった!
もうとにかく僕は、固唾を飲んでステージを凝視するのにいっぱいいっぱいでした。本当に来れて良かった。1日目来れなかったから尚更思った。俺はいまビョークのライヴを見に来ているんだとジワジワと噛みしめた。目に焼き付けようと必死にビョークの姿を目で追いました。
All Is Full Of LoveからのUnisonの流れに震えました。
特にUnisonは大好きな曲なのに本当に嬉しかったです。
そして今回のツアーでは、なにやら珍しい電子楽器を2つ使用していました。
まずreacTableという楽器なんですけど、これは卓上のテーブルにキューブ型のオブジェを配置したり動かすことで電子サウンドが変化するという…。
まったく原理が分かりません……。この楽器自体、単体でもすごいのに、これを曲の演奏に取り入れようとするビョークに感服しました。
そしてもう一つがTENORI-ON
縦横それぞれ16、計256個のLEDボタンを直感的に押して演奏が出来る電子楽器だそうです。
これも原理が全くわかりません。
未来の楽器のように思える…。
ビョークの音楽はテクノロジーと共にどんどん進化しているように思える。実験的で難解なことをやったり、芸術的な現代アートのようなことも積極的でどんどん先に行ってしまう。
しかし、エンターテイナーとしての姿勢は崩さずに、往年のヒット曲も変わらずツアーのたびに演奏してくれる。Hyperballadもちゃんと演奏してくれて安心したし嬉しかった。
ビョークの常にお客さんの期待に答えようとする姿勢はすごいと思う。
結構、古い曲をやらなくなるバンドとかミュージシャンって多いじゃないすか「今のスタイルじゃない」とか色々理由をつけて。でもビョークは「昔のヒット曲はお客さんは聴きたいって思ってるならやるべき」って考え方らしくて。
しかも、毎回アレンジを変えて進化させるんです。ツアーごとに古い曲も最近の曲のテイストに統一させてアレンジするらしいです。ツアー自体も統一感が出るし。すごい労力だし、すごいこだわりだと思う。だから毎回行ってみたくなるし期待してしまう。
今回のHyperballadは後半の大サビがかなりゴリゴリのテクノになっていた。そのままの流れでPlutoで爆発し昇天した。
本当にありがとうございました。