選挙フェス “渋谷ハチ公前”

7/21日は参議院選挙があります。

僕は前日にあたる今日、期日前投票で投票してきました。

昼頃に投票を終えて、家でのんびりツイッターを眺めていると、「選挙フェス」というワードが目に止まり。一体なんだろうと検索すると、渋谷のハチ公前でライヴをしていると。三宅洋平という人が街頭演説を利用してバンドを集めてフェスをしているらしいと。

三宅洋平って誰だと、さらに検索すると元犬式のボーカルで、今回の比例代表に出馬しているらしいと。

 

え?犬式のボーカルが選挙に出馬してたの…?

 

さっそくYOUTUBEで過去にやっていた街頭演説をチェックしてみる。

 

 

ツイッターを見ると「渋谷のハチ公前がすごい人で埋まってる」と。

街頭演説の予定を見ると「14時〜20時」と書いてあった。そのときの時間は16時。

今から行っても十分間に合う。ちょっと観に行ってみよう。僕は急いで渋谷に向かう事にした。

自分はもう期日前投票で投票済みだし、悪いけど三宅さんには投票してないけど、居ても立ってもいられなくなって観に行く事にした。

 

単純に面白いと思ったんですよ。新しいパフォーマンスだなって思ったし、ロックだなって思ったんです。

もともとロックだってパンクだってレゲエだってブルースだって、根本の動機は社会への反骨精神だったり、政治への批判だったり、貧困は嫌だとか、平和への訴えとか、それをひっくるめて、その前に楽しく過ごす為に音楽を演奏しようぜ、というのがロックというものなんじゃないかと思っていて。

それを実際に選挙活動の街頭演説という体で、合法的に渋谷のど真ん中でフェスをやってしまうという行為に、面白いと思ってしまったのです。

いままでこんな人、居なかったんじゃないかと。

人で埋まったハチ公前を見てみたいというのもあった。野次馬根性で観に行ったって理由もちょっとあります。

 

もしかしたら音楽でなんか世の中はなにも変えられないかもしれない、音楽なんて所詮商業主義の娯楽でしかないかもしれない、音楽を本気で好きな人なんてほんの小数派かもしれない。しかし、この選挙フェスでちょっとはみんなの意識は変えられたかもしれない。

三宅洋平さんは国会では何もできないかもしれないし、正直当選はしないと思う。でも三宅さんの気持ちは確実に僕の心には刻まれた。世の中を変えるには人任せではなく自分の意識を変えることが大事だということを教えてもらいました。

勇気を出して行動で示してくれた三宅さんに敬意を称します。

 

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