朝霧JAM 2013_2日目〜3日目
朝霧JAM2日目です。
2日目も快晴。今年は2日間通して天気に恵まれた。朝の風が気持ち良い。富士山はキレイ。コーヒーが美味い。優雅すぎる。
朝飯はカセットコンロと鍋でみそ汁を作った。それと友人に焼きそばを作ってもらった。美味すぎたんだけど写真を撮り忘れた。
昨日は15時くらいまでテントサイトでダラダラしていたんだけど、今日は13:20からのクラムボンが見たいので12:30頃会場に向かった。
13:20 - 14:10
・Rainbow Stage
みんな大好きクラムボンです。転換のサウンドチェックの時点でメンバー自ら音を出していた。そういえば2010年のサマソニで見たときもそうだった。サウンドチェックで音を出すついでに勝手にセッションを始めたり、「じゃ、はじめよっか」と勝手に始まるゆるい感じだった。ゆるいんだけどなにげなく郁子ちゃんがピアノをジャン♪と鳴らした瞬間は鳥肌が立った。そしてバイタルサインは相変わらずハードコアでカッコ良かった。一見ゆるいバンドなんだけど、音の出し方にはヒリヒリとした緊張感があるギャップがこのバンドの魅力なんだなあと改めて感じた。
こんなのが売ってたらそりゃあ食いたくなる。
ちょうど焼きたてだった。ほどよい塩加減がしみた。
14:50 - 15:40
・Rainbow Stage
イギリスのシンガーソングライターだそうです。ケミカルブラザーズの1stアルバムにゲスト参加したことで名が知れたらしいですよ。しらなかったけど。たしかにいい声だ。ギターも上手い。しかしこの日のライヴは調子が悪かったようだ。演奏をミスってやり直したり、途中でエレピのチューニングがズレていて演奏を中断し「ソーリー」と何度も謝っていた。そして「景色が美しい」とか「日本に来れて幸せ」と言っていた。(英語だからなんとなくしかわからん)いやいや、こちらこそありがとう。
ベス・オートンのステージが終わると、ステージにスタッフが現れ突然、連絡事項を告げられた。
「次、演奏する予定のスカパラが交通渋滞で到着が遅れます。」
「スカパラとトロージャンズの順番を入れ替えます。」
えー…
そんなことってあるのかい…
というか、スカパラって当日入りなのか、トロージャンズは初日の朝から会場の前でメンバーがウロウロしてたけど…。(僕らが早朝会場に着いて車を降りたら入り口で酔っぱらった陽気な外人がいると思ったらとロージャンズのメンバーだった。)
ということで急遽、大トリのTHE TROJANSがスカパラの代わりに順番が前倒しになってしまった。この情報、ステージの近くにいた人には伝わったけど、キャンプサイトにいる人とか分かってない人とかいそうだよね。トロージャンズ楽しみにしてたのに見に行ったら終わってたとかショックだよね…。しかし、トリの順番を快く受けるトロージャンズは粋だと思った。
16:20 - 17:30
・Rainbow Stage
THE TROJANS
今回の朝霧JAMで一番楽しみにしていたバンドです。
曲によって、レゲエになったりダブになったりスカになったり間口が広いバンドでした。世界中のルーツ音楽をごちゃ混ぜにしてスカにしたみたいな。基本はスカらしいんだけど、日本の歌謡曲のカバーをやったのは驚いた。美空ひばりのりんご追分を演奏し「日本にもこんな素敵な歌があることを誇りに持とう。」と言っていて感動した。
最後の曲が終わったあと、「あれ…?おわっちゃった…??」と順番が代わったことを知らなかった人たちが混乱していた。ほら…やっぱり…。
18:00 - 19:00
・Rainbow Stage
そしていよいよラスト、スカパラです。
はたしてスカパラの到着は間に合ったのか、転換のスタッフがやけにピリピリしている。「ちょっと急ぎ目にやりましょう」緊張感のあるマイクチェックだ。
そりゃあ交通渋滞とはいえ遅刻しちまったからプレッシャーを感じるよね。客に対しても代わってくれたトロージャンズに対しても申し訳ないと感じてしまうと思う。
でも、そういうトラブルがあるとバンドってなぜかいい演奏をするんですよね。この日のスカパラのライヴは圧巻でした。ものすごい気合いが入っていた。2年前にフジロックで見たときより確実にカッコ良かった。
3曲目あたりを終えて「遅れてすいません」「代わってくれたトロージャンズありがとう」「順番が代わったのに残ってくれたみんなありがとう」と言っていてちょっとグッときた。
スカパラの本気が見れた気がして得した気分になった。
スカパラの曲が脳内リピートした状態でバスに乗ってキャンプサイトに帰った。次の日も祝日なのでもうテントで一泊して、次の日の夕方頃に東京に帰りました。
そんなかんじで、今年の朝霧JAMは終わってしまった。また来年も来れるといいなあ。