downy@下北沢SHELTER

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downyのライブを下北沢SHELTERで見に行ってきました。

このバンド、2004年に活動を休止したんですが、今回9年ぶりに復活をしたんですよ。


活動を休止した最後のライブもシェルターだったので、復活するときはシェルターでと決めていたらしい。僕も復活ライブを見るなら初日のシェルターがいいなって思った。どうせなら復活一発目のライブを見ておきたかった。気合も入ってるだろうし。

この日のチケットはソールドアウトだったため、シェルターはパンパンでした。

そんで、一曲目のイントロがはじまって、じんわりとこみあげるものがあり目頭に熱いものがあふれた。

9年待った甲斐があった。

 

 

僕は当時このバンドにハマり、毎回のようにライブに足を運んでいたが、いままで見たなかで一番良かった。聴きたかった曲も全部やってくれた。9年ぶりとは思えないグルーヴで音に厚みが増していた。


今月発売した新譜からの新曲も何曲かやっていたんだけど、これどうやってリズム合わせてるの?っていう曲があり口が半開きになった。downyの曲は変拍子のリズムが多いんですけど、4拍でリズムを足で刻んでも絶対合わない曲があったりして、拍が一個足りないか一個多いんすよ。首を振ってリズムを刻んでも合わないんすよ。踊らせない音楽なんですよ。

どっぷりと瞑想するトランス音楽なのかもしれない。とことんシリアスで、金属のように硬くて冷たくて、乾いたザラザラした音でした。

あと、ライブ中は壁一面デカいスクリーンにVJの映像を流していて、リアルタイムで音に合わせて映像もシンクロさせるという演出もやっているんすけど、今では当たり前の演出ですが、当時2000年初頭の日本でそんなことをやっているバンドは、たぶん彼らくらいだった気がする。当時相当な衝撃を受けました。日本のポストロックのパイオニア的存在だったと思う。

VJに使っている映像をMVとして映像作品にしていたり、音だけじゃなく視覚にもこだわりっていてかなり神経すり減らしてるバンドなんですよ。


9年ぶりにライブを見ることができて本当に嬉しかった。これからも続けるのでよろしくと言ってくれたので、来年あたりフェスとかにも出てほしい。フジロックとか。