EGO-WRAPPIN @東京キネマ倶楽部

f:id:inu_suke:20131222041624j:plain

 

キネマ倶楽部というライブハウスでEGO-WRAPPIN'のライブを見てきました。

「Midnight Dejavu@東京キネマ倶楽部」というこのイベントはEGO-WRAPPIN'が毎年クリスマスの時期に東京キネマ倶楽部でライヴをするのが恒例となっていて、今年で13年目らしいです。

このキネマ倶楽部というライヴハウス鶯谷のラブホテル街にあるライブハウスなんですけど、昔はキャバレーだったらしく40年以上の歴史がある場所なんですって。

オペラハウスをモチーフにしたような形とか、ステージの真っ赤な幕とか、花柄の壁とか、大正ロマンの面影を残した雰囲気のある空間でした。まるで映画の世界に足を踏み入れたかのような特別な気分になった。

 

f:id:inu_suke:20131222022911j:plain

 

そんなキネマ倶楽部の贅沢な空間と、EGO-WRAPPIN'の音楽が合いすぎていてめちゃくちゃカッコ良かったんですけど、13年間この場所をホームグラウンドとしてライヴを続けてきたという貫禄がすごかった。

暗転してステージに照明が当たって、真っ赤な幕が現れたとき、ステージに立っているバンドの立ち姿に鳥肌が立った。

僕はEGO-WRAPPIN'のライヴはフジロックとかフェスで何度か見たことがあったんですけど、いままで見たなかでダントツで一番よかった。キネマ倶楽部でのEGO-WRAPPIN'が真骨頂なのかもしれない。とにかく完成度が高すぎる。壁に溶け込むような箱鳴りがキネマ倶楽部の雰囲気と相まって包み込まれるようだった。

 

 

後半、くちばしにチェリーという曲が始まった瞬間、もみくちゃにモッシュが起こり、めちゃくちゃ盛り上がり、僕も「チェリー!!!!!」と叫ぶところなどで両腕をあげながら歓喜したんですけど、客の年齢層がわりと高かったのでモッシュとか起こらなそうな大人なムードかと思いきや、これはモッシュせざるおえんという感じだった。

 

あと、1曲カバー曲をやってて、70年代イギリスのThe JAMというバンドのHeatwaveという曲だと思ったんすけど、調べてみるとMartha & the Vandellasという60年代アメリカの女性コーラスグループの曲がオリジナルのようでした。この曲はThe Whoもカバーしてるらしいですね。

 

 

このイベント、今回はじめて行ったんですけど、チケットは毎年入手困難なほど競争率が激しいらしく、行くことができて本当によかった。

来年もまた行きたいです。