「OL Killerを見にDUM-DUM PARTYに行った」@代官山UNIT
OL Killerという3人組DJユニットがあって、代官山UNITで行われるDUM-DUM PARTYというイベントに出演するというので見に行った。
金曜日の夜のオールナイトだという。
タイムテーブルをみるとどうやら3つのクラブが同時に稼働していて、一枚のチケットで自由に回れるらしい。
OL Killerは1：00から。正直ほかはほぼ知らない。1：00を目指して第2部だけ行けばよいかと。
オールでクラブとかいつ以来だろう。果たして朝までもつだろうか、若干の不安を胸に代官山へ。
ちなみにOL Killerというのは、岡村靖幸が参加する3人組DJユニットなんだけど、岡村靖幸という名前は伏せていて、一応、“某有名ミュージシャン参加の覆面ユニット”という体裁らしい。（ファンはみんな知ってるし本人も一切隠してないけど）
そんな隠し球に手を出すほど最近岡村ちゃんにハマっている。彼の中毒性は罪だ。
第2部は23：00からというので22：30くらいに代官山UNITに到着した。夜の代官山とかお洒落すぎて気後れして心がひるむ。街を歩いてる人がみんな外人に見えた。
30分前行動をしたけれど、23：00のオープンまでまだ中に入れないらしい。第1部の客が一旦全員外に出てから第2部の客が入れるらしい。
外にすでに行列になっていた。列に並びながら1部の客が出てくるのを眺めると、やけにみんなお洒落な客層だ。キレイなモデルみたいな女の人とかが出てくる。
気のせいかもしれないけど、外に並んでいる2部の客の列は若干年齢層が高くなった。行列は岡村ちゃんのファンがほとんどだった気がする。23：00のオープンが待ちきれないという様子で独特な緊張感があった。岡村ちゃんのファンは熱い人が多い。オールのクラブイベントってきっともっとのんびり入場するイメージだけど、ステージの最前をキープすべしと全力で並ぶのだ。コンサートさながらの入場の仕方なのである。
23：00にオープンすると、みんな小走りでステージの最前が岡村ちゃんのファンで埋まった。みんな1：00からのOL Killerが目当てなんだろう。岡村ちゃんを少しでも近くで見たいという熱量がすごい。
そんな緊張感でDUM-DUM PARTY第2部がスタートした。
UNIT 23：30〜
ふくろうず
なんの前情報もなくDJばかりのイベントかと思っていたらバンドがでてきた。
クラムボンにギターがいるみたいな編成。このバンドはじめて知ったのだけど、すごく良かった。個人的にギターがいいなって思った。ジョニー・グリーンウッドばりの弾きっぷりでノイジーな音がカッコ良かった。ほどよい厨二な弾き方もよかった。ポップな曲調にシューゲイザーな轟音ギターってかんじ。
UNIT 0：30〜
Chateau Marmont（France)
フランスの2人組のDJ。
やっぱこういうエレクトロニカって現場で聴くと低音がぜんぜん違う。ビリビリと低音を全身で浴びると「低音も色んな振動の仕方があるなあ」と思う。
例えばマッサージチェアって振動で肩や腰のコリをほぐしてくれるけど、マッサージチェアも最近進化してて振動の仕方のバリエーションが豊富になっている。「こんな繊細な動きするんだ！」って。
そんなかんじでエレクトロニカの低音も時代とともに進化してるのかもしれない。「体の両サイドだけ震えた！」とか「真ん中からえぐるように広がって震えた！」とか、そういうのってどうやって研究してんのかなって思った。
UNIT 1：00〜
OL Killer
いよいよOL Killerである。普段は3人組なのだけどこの日は2人だった。
開始早々、僕は度肝ぬかれた。
岡村ちゃんのデンス（ダンス）が激しく、「ヘイ!!!!!」「カモッ!!!!!」「ベイベッ!!!!!」と煽ってくる。すごいサービス。DJでこんな動く人はじめて見た。
岡村ちゃんが声を出すだけで盛り上がる。エモすぎる。
これもう岡村ちゃんのライヴじゃん。岡村ちゃんの存在感だけで成立している。断片的に岡村靖幸のライヴが体感できるお得感。
てっきりもっと淡々とDJをするのかと思ってたら違った。岡村ちゃんは一切手を抜かない。全力で汗をかく。
DJの横で踊り狂ってる岡村ちゃんをそのままフィギュアにしてフラワーロックみたいなの作ったらバカ売れするだろうな…とか思いながら岡村ちゃんの一挙手一投足に目が離せなかった。
OL Killerを見終わって、このあとも朝までイベントは続いていたけども、体力に限界を感じたので帰ることにした。OL Killerが見れて満足したっていうのもあった。もう朝までオールがもたない年齢になってしまったのかもしれない。
それでもすげえ楽しかった。DUM-DUM PARTYいいイベントでした。またなにかあったら行きたいと思う。
