乃木坂46「4th YEAR BIRTHDAY LIVE」DAY1 @神宮球場 8.28(sun)
乃木坂46のライヴを見に行ってきた。
神宮球場で行われた3日間のうちの1日目に行ってきた。
今回「乃木坂のライヴ一緒に行かない?」と誘ってもらった。
正直その誘いがあるまではこのグループの存在は知ってはいたが、そこまで詳しくは知らなかった。誘われたのも嬉しかったし、せっかく行くのだから楽しみたいと思い、まずはメンバーを覚えることにした。
メンバーをあるていど把握したら今度は推しメンを決めるべきだと思った。具体的に推しメンを決めると応援のしがいがある。野球やサッカー観戦でもひいきのチームがあるとないとでゲームの面白さはだいぶ変わるでしょ?
ちなみに「推しメン」というのは、「いち推しのメンバー」の略です。
自分の推しメンは誰かなーと悩んだ。悩んだ結果、いろいろ考えて、
僕はななみん推しですね。
橋本奈々未さん。北海道出身で、美大生で、サブカル好きというところが推せる。クールでドSなキャラだけど恥ずかしがり屋というギャップも可愛い。ツンデレっていいよね。この人は独特のセンスと世界観があると思う。
他のメンバーであえて気になるとしたら、堀未央奈という子がちょっと変わっていて…
という段階まできて、僕はハッとした。
あれ俺、乃木坂にハマってる…?
短期間で恐ろしい勢いで乃木坂46に詳しくなった。
やっぱりひとりでも思い入れをもつと終わりだ。この沼に片足を入れてしまったら最後、もう腰のあたりまでズブズブで、もう引き返せないところまでハマってしまっているようだ。
そして、そんなタイミングで、15枚目のニューシングルのMVが公開されて、その曲がすごくいい曲なのでちょっとこのMVを見て欲しいんだけど、
この曲すごくないすか。さいしょ聴いたときOf Monsters And Menかと思った。メロが切なくてエモい。絶妙だ。ちょっとクオリティ高すぎませんか。
僕にとって乃木坂のファンになってからはじめて出たシングルということで、リアルタイムで胸が熱くなった。タイミング良すぎ。僕の心のタイミングを見計らったのかと。
この曲が頭の中で鳴り止まない。完全にやられた。CDも買いに行ったしね!
乃木坂46の知識ゼロだった人間が数ヶ月でここまでハマるというのは相当だと思う。この数ヶ月のあいだ乃木坂ライヴが楽しみだというテンションを僕なりに高めて臨んだ。コンディションは最高だ。
そして当日。
神宮球場ははじめて入った。キャパは3万5千人くらいらしい。
それを3daysやるというので、3日間で10万人以上。それが即完だったらしい。
神宮球場、広かった。僕の席は一塁側スタンドの真ん中くらい。
カウントダウンがはじまって、16時ちょうどにライヴがはじまりステージから乃木坂のメンバーが出てきて、メンバー全員が一斉に出てきたときの高揚感がすごかった。とにかく圧倒された。絵力がすごい。あの光景は普通じゃない。
ステージから花道がアリーナの中央まで十字に伸びてて、ぶわーーっとメンバーがバラバラになると、もうどこ見ていいのか分かんない感じ。情報量が多すぎる。
というか、
ななみんどこよ?
僕はななみんをずっと目で追い、探し、ななみんの存在ばかり気にした。モニターでは何度もチラチラ映る。でもせっかくならこの目で確認したい。しかし、僕の席からは、ギリギリ顔がわからない距離感。一気に全員出てきたらどこに誰がいるのか分からなくなりまた見失う。見失って、見つけて、目で追って、また見失うの繰り返し。
なんだろうこの心が揺さぶられるこの気持ち。
たまに、トロッコと呼ばれる乗り物でメンバーが近くに来てくれる。スタンド席の通路にも来るので四方八方どこから来るのか油断できない。ななみんがサインボールを投げながら近づいてきた。ボールが欲しい。僕はボールがいつ飛んできてもいいように両手を広げていた。ここは戦場だ。ギブミーチョコレート!!!!
そんな風に我を忘れて楽しんでましたね。
今回、「4th YEAR BIRTHDAY LIVE」ということで、デビュー4周年を祝う趣旨らしい。
神宮球場の3日間は、デビューシングルから15枚目シングルの最新曲までの持ち曲120曲近くを3日間ですべてやるという。
1日目は1枚目シングル「ぐるぐるカーテン」からはじまり、カップリングも含めて5枚目までの計40曲。ということは、2日目は、6〜10枚目。3日目で11〜15枚目までということ。3日とも行くと全部聴けるらしい。こうなってくると残りの2日間も気になってくる。3日間で120曲のセットリストを全部変えるってすごくないすか。
僕は1日目なので、初期の時代の曲のセトリ。乃木坂は初期のころはフレンチポップを意識していたらしい。たしかに1stの「ぐるぐるカーテン」、2ndの「おいでシャンプー」まではノスタルジックで清楚なイメージだった。
その流れで、4thシングルの「制服のマネキン」という曲の印象が際立った。きっとライヴでも定番の曲なんだろう盛り上がりが他と違った。この曲のときこの日一番音量が大きく感じた。ダブステップ調の低音がカッコよかった。鼻の先まで低音がビリビリした。
きっとこの曲を境にこのグループはひとつのなにか殻を破り、一歩踏み出したキッカケになった曲だったのかもしれない。
そして、印象的だったのは、生田絵梨花さんのソロの曲で、ピアノの弾き語りがとても素晴らしかった。生田さんは現役の音大生で、ピアノがとても上手。という才能がある。
ちなみに生田さんがショパンを本気で弾くとこんな感じです。↓
美人で、ピアノも上手くて、天然キャラも面白くて可愛い。天才なのかな…。
神が二物を与えすぎた感。
乃木坂は奥が深い。
台風が近づいてきていて、天候のコンディションは悪かった。 幸い1日目は後半に雨が降った程度で済んだけど、2日目はずっと土砂降りだったらしい。
しかし、そういう逆境があるほど、会場の一体感は増す気がする。アンコールのときが一番雨が強く降ったのだけど、そのアンコールの4曲が特に盛り上がった。定番の夏曲を4曲畳み掛けてきた。そしてラストは「裸足でSummer」で締め。アンコールの満足度半端なかった。
その雨のアンコールの前の最後の曲が「君の名は希望」という曲で、曲の後半のブレイクするところで花火が上がるという演出があったのだけど、そのときだけはちゃんと雨があがって晴れていたという。
ちなみにこの曲は、去年の2015年の紅白歌合戦に初出場したときに歌った曲。
これは感動するわ。これはズルい。
いいタイミングで花火があがるもんだよ。息が「うっ」って詰まったよ。息が止まったぶん心臓がドキドキした。これをトキメキというのだろうか。一瞬死んで生き返った。
乃木坂のライヴ、めっちゃ楽しかった。
乃木坂のライヴが終わって、僕の夏は完全に終わりました。
本当にありがとうございました。