MAN WITH A MISSION presents「Dog Days Tour 2017」@さいたまスーパーアリーナ 2017.12.02(sat)

f:id:inu_suke:20170528190021j:plain

 

MAN WITH A MISSIONのライブを、さいたまスーパーアリーナで見てきた。

 

MAN WITH A MISSIONってどんなバンドなのかって、皆様ご周知のとおりなので説明は不要だと思っているのだけども、あえて説明するなら、頭にオオカミの被り物…あ、頭はオオカミ、身体は人間という外見の究極の生命体のバンドなんすよ。

オオカミの見た目は一見怖そうだけど、彼らはとても礼儀正しく、謙虚であり、真面目である。実に日本人に似ているなあという印象である。なかでも、ギターのジャン・ケン・ジョニーが唯一人間の言葉が喋れるのだけど、日本語も英語も堪能だという。

そして、彼らはとにかく愛嬌がある、この確立したキャラクターはなにをしても絵になる。可愛いすぎてズルい。オオカミなので表情が窺えないのに、いい人(オオカミ)が隠しきれてない。彼ら、絶対いい人(オオカミ)に違いない。人間性(オオカミ性)の魅力って内面からにじみ出るもんなんだなって思う。

 

ビックリしたのが、グッズの量が半端なかった。物販の数がたったひとつのバンドの規模じゃなかった。フェスかっていう規模の物販がズラーーッと並んでいた。そしてそのグッズのひとつひとつが凝っていて、どれもかわいい。これは祭りだ。見ているだけで楽しい。お客さんはみんな買った戦利品を両手に大事そうにかかえて、ホクホクした顔で幸せそうに見えた。会場一体は独特な多幸感が充満していた。集まってるお客さんはみんないい人だった。そうか、ファンは鏡なんだな。MAN WITH A MISSIONの魅力ってこういうことなんだなって思った。

 

今回のライブでは、バックに生のストリングスが参加していたんだけど、ストリングスで切ないメロが強調されてエモさが増して感動的だった。ノイジーな轟音ギター + ストリングスという組み合わせの相性は、僕を殺すには十分な殺傷能力があるので注意してほしい。

Memoriesという曲で、お客さんが全員スマホのライトを使い、ペンライトのように照らしている光景が幻想的で涙腺が緩んだし、Fly Againという曲で全身の血が逆流してぶち上がった。

 

素晴らしいライブでした。ほんとうにありがとうございました。