zArAme 1st ALBUM “1” release tour@下北沢SHELTER 2018.9.1(sat.)

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zArAmeというバンドのレコ発ライヴを下北沢シェルターに見に行ってきた。

このバンド、札幌で活動しているバンドなんだけど、2002年に解散したCOWPERS、そして2008年に活動休止したSPIRAL CHORDのギターボーカル、竹林ゲンドウ氏による新しいバンドということで見に行ってきた。

僕はCOWPERSが札幌で活動していた1998年頃に札幌に住んでいて、当時僕は18歳とかだったんだけど、COWPERSの1stアルバムを聴いて衝撃を受け、ライヴにも毎回足を運んでいた大好きなバンドだった。たぶんCOWPERSの1stアルバム「lost days」は人生で最もヘビロテした1枚かもしれない。まじで捨て曲が1曲もない、完璧な名盤だと今でも思っている。なかでも「curve2」という曲は僕の青春のアンセムソングである。僕はCOWPERSに憧れすぎて自分もこんなバンドをやりたいとバンドをやったりするくらい影響を受けた。COWPERSに人生を狂わされたと言っても過言ではない。

 

 

そんなCOWPERSが2002年に解散し、その直後にナンバーガールも解散、downyが活動休止したのも2003年だった。僕が好きなバンドがどんどんいなくなってしまった。ひとつの時代が終わった気分だった。インディーズバンドシーンが最も盛り上がっていた黄金期は1998年から2003年の5年間だった。懐古厨の僕はそう思うのだ。

 

それから時を経て2018年、ゲンドウ氏がzArAmeという新しいバンドをやっていると知り、居てもたってもいられなくなった。てっきりもうバンドは辞めてしまったのかと勝手に思っていた。ライヴとかいつやってるのだろうと調べると9/1 下北沢シェルターだという。明後日やん!(2日前に知った)慌ててチケットを確保したという次第である。下北沢シェルターは2002年にCOWPERSの解散ライブを見た場所でもあるし、2003年にSPIRAL CHORDのライヴを見たのもシェルターだった。あれから15年も経ったのかと感傷にふけた。

 

と、前置きが長くなったけど、下北沢シェルターにてzArAmeというバンドを見に行ってきた。Don Karnadeという札幌のバンドとのツーマンだった。

Don Karnadeは若そうなバンドなんだけど、At The Drive Inみたいでカッコ良かった。そしてめちゃくちゃ上手い。札幌のバンドって独特のグルーヴなんすよね。この「札幌の音」を語りだすとまた長くなるんですけど。

 

そして、zArAmeなんですけど、ゲンドウさんがなにも変わってなくて驚いた。当時、僕が好きだったあの音。いや、COWPERSとSPIRAL CHORDを経た現在進行形で進化した音だった。この人は当時から全くブレていない。どこからこんなエネルギーが湧いてくるんだろう。ゲンドウさんがこの年齢になってもこんなカッコいいバンドをやっているのならば、自分ももう一度バンドを…と一瞬だけ思ったけど、COWPERSのライヴをはじめて見た当時18歳の自分に戻った気分になり、あのときの衝動を思い出してまた影響を受けそうになった。それは無理だ。自分がもう一度バンド活動をするなんて絶対に無理だ。バンドなめんな。いや、憧れの人がずっと憧れのままでカッコいいままっていうのはすごく嬉しい。自分もあんなカッコ良い大人になりたいと思った。見に行って本当に良かった。zArAmeの今後の活動が楽しみだ。