Seiho 単独公演 「着いたけど、どこいる?」 - 渋谷 Spotify O-EAST 2022.5.14 Sat


3年ぶりのSeihoさんの単独公演ということで見に行った。

ライヴハウスに行くこと自体が久しぶりだったもんで楽しかった。久しぶりにみぞおちの奥が揺れるくらいの低音に震えた。やっぱり爆音で音楽を聴くのはいいですね。

 

Seihoさんのライヴを見に行くのは2019年の寺田倉庫でのイベント以来です。

 

 

アンビエントな曲をバックに花瓶に生花を飾るところからライヴが始まった。この生花はいつもの恒例の儀式なんだけど、このパフォーマンスすごく好きなんですよ。なんか心が洗われるというか、気が引き締まるというか、いい時間ですよね。

 

 

で、この静かな時間から一転して、エグい爆音のダブステップが始まるんですけど、もうギャップ萌えですよ。まさに静と動です。この振り幅が素晴らしい。それにしても、Seihoさんの音楽ってどんなに音量が上がっても、どんなにグルーヴが増しても、耳障りが良いというか、音が繊細なんですよね。音の粒が一粒一粒コーティングされているような耳障りなんですよ。きっと音作りが丁寧なんでしょうか。

 

 

そして、Seihoさんの音楽の特徴のひとつとして「エモい」という要素です。メロが切なくてエモいんです。そして狂気があり、尖っている。そう、ストイックなんです。全然ユルくない。片時も気が抜けない。一音一音に魂を込めて音を出すタイプの芸術家だと思います。だから、ついつい固唾を飲んで見入ってしまう。

 

こういうスタイルのサウンドクリエイターとしてSeihoさんは日本屈指の良い音を出す人だと思うんですが、しかしなにがどうなってこんなふうに音を出しているのか、僕には仕組みがさっぱりなんですけどね。常人には真似できない芸術だなっていつも思う。

久しぶりにライヴが見れてとても楽しかった。また行きたいです。